第21回 赤ちゃんとの旅行
8月にはいり本格的な夏になりました。7月には台風が来たりと1ヶ月前倒しの感があります。初めての夏を迎える赤ちゃんもびっくりしている事でしょうね。
先日赤ちゃんの訪問に行った時、赤ちゃんが寝るお布団に面白い工夫がしてあったのでご紹介したいと思います。この画像を見て何が敷いてあるのかわかりますか?なんと押入れなどに入れる「すのこ」なんです。赤ちゃんは寝汗をよくかくので寝ていた赤ちゃんを抱き上げたら、背中がびっしょりという事はよくあるものです。1枚敷いておくだけで風が通り背中のあせもも少なくなりそうですね。ホームセンターや生協の宅配などで気軽に買える所もいいですね。
そろそろ田舎への帰省を考えている人もいるのではないでしょうか?ここでの「赤ちゃんの旅行」は特に0~1才について限定させて頂きます。
- * 国内編*
- まず車の移動は渋滞に巻き込まれたら大変です。大人は車内で移動も可能ですが、とかく赤ちゃんはチャイルドシートに固定されています。
寝てしまっている時間帯であれば2~3時間の運転も大丈夫でしょうが、起きている時間帯は1~2時間おきに休憩をいれるのがベストでしょう。赤ちゃんは景色を見る余裕もない上、サンシェードなどで窓が覆われて圧迫感があります。お気に入りのCDをかけたり、小さめの保冷剤やアイスノンにタオルをまいて首やおでこなどに「つめた~い!」をしてあげると意外に赤ちゃんは喜びます。とにかく泣いてぐずってしまったらコンビニの駐車場でもよいので車内から降りて気分転換をはかりましょう。余裕の行動計画や渋滞情報をまめにチェックは必要ですね。
調乳用のお湯もサービスエリアなどでもらえますし、粉ミルクも携帯用のスティックが出ていますが100ml用なので、中途半端な量を飲んでいる赤ちゃんはジップロックなどにあらかじめ計量して持っていくほうが無駄がないと思います。
意外とぐずりが比較的少ないのが電車や新幹線などです。持続的な振動があるのと、圧迫感がない、色々な人が行き交うので興味が外に行くようです。
オムツ交換や授乳なども乗務員室を申し出れば気軽に使えますし、おしっこぐらいならさっと自分の座席でも替えられると思います。個室を取るのがベストかもしれませんが、ピーク時など確保しにくい時期もあります。赤ちゃんなりに社会性を養うつもりで一般の座席でトライしてみるとよいかもしれませんね。ただ双子ちゃんや年子ちゃんなどで「うるさくしてしまうかしら?」と思われたら個室のほうがよいかもしれませんし、泣いたらすぐデッキに移動するのはいうまでもありませんが。

- * 海外編*
- 今のママ世代は自分もよく海外に行っていた世代なのであまり赤ちゃん連れの海外旅行には抵抗がないようです。0歳児でハワイに行くなんてもう珍しい事ではない時代です。でも大人中心のスケジュールではなくしっかりお昼寝の時間は取るなどのペース配分は必要です。最初はおじいちゃん、おばあちゃん達と一緒だと大人の手があるのでかなり楽だと思います。小児科医によってはこの時期の旅行は記憶にもないし、ママのエゴだからとしかめっ面をするDrのほうが多いと思います。でもマンネリな育児の毎日、気晴らしに行ってまた日本に帰ってきて子育てを頑張ればいいと私は思います。
- 1.出発前
- 行き先によってフライト時間を選べればいいのですが、(なるたけ機内では寝かせたいため)そうも行かない時もあるでしょう。そういう時は早めに空港に行って疲れさせる手もあります。成田空港の場合、第1、第2ターミナルの3Fに無料のプレイルームがあります。
またほとんどの航空会社もチャイルドミールの離乳食やおもちゃも提供してくれますし、赤ちゃん用の壁掛け式ベビーベッド(パシネット)もありますので、出発前に確認しましょう。 - 2.出発時~機内
離着陸の時の耳鳴りで赤ちゃんは泣いてしまう事があります。おっぱいやミルクを飲ませる、おしゃぶりなどを使い顎を使っているとなりにくい様です。機内はかなり湿度が20~30%と空気が乾燥しています。多目に麦茶などの水分を与えましょう。あらかじめマグマグに入れておいて気圧でポ~ンと水が出てこぼしてしまう事もあります。コップに注いでもらってから、マグマグなどに移しかえましょう。
余裕があれば赤ちゃん用のスキンローションなどで顔や腕など保湿できると長時間のフライトも快適に過ごせますね。- 3.到着してから
- 意外かもしれませんがハワイなどは多少風邪ぎみでも気候がカラッとしている為、治ってしまうこともよく聞きます。でも逆に突発性発疹になってしまい病院めぐりでホテルに缶詰だったという声も聞きます。日本の保険証は使えませんが、大手の旅行会社だと病院の紹介などもあります。あと携帯用の子供用風邪薬、解熱剤、熱さまシート、体温計、母子手帳などは必ず持参しましょう。
離乳食や紙おむつも現地で調達できますが、同じ紙おむつでも日本製の物のほうが性能はよい様です。使い慣れたものを持っていく人が多いようです。哺乳瓶の消毒も生後3~4ヶ月経過していればする必要はありませんが、ミニキッチンがついてあるコテージだと洗う事もできますし、レンジでも(お湯を中程まで入れて、1分チン)消毒できます。あと使い捨てのビニールの哺乳瓶もありますが、出が悪かったりもしますので事前に自宅で試してから持参しましょう。

一応アウトラインだけ説明しましたが、経験者に色々聞いたり、子連れ海外旅行成功術などの本も数多くでています。100%満足できる旅行は期待せず、日頃なかなかスキンシップがとれないパパと抱っこしてもらうつもりで出かけてみてはいかがでしょうか?
◆プロフィール
東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/












