香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第28回 産後のトラブル その(1)

春休みになり子供達もそれぞれ進級し、いよいよ受験生を持つ母となってしまいました。まあでも私が受験する訳ではないので、せいぜい環境を整える事ぐらいでしょう。食事、清潔、睡眠などの住環境をしっかり提供してあげればよいのかも、、とつぶやいています。
でもこれって受験生だけでなく、大幅な子育てにも共通するのかもしれませんね。
春休みになり我が家では1年間の図工作品の整理をしています。だいたいの作品は写真にとり保存し、その中でも良い作品や残しておきたい作品を額に飾り、リビングやキッチンなどに飾ります。毎年変わる物もあればこの数年同じ物もあります。一番左のグリーンの絵は次男が幼稚園の頃、お絵かき教室で書いたものです。とてもラディッシュの葉の所が気にいってずっとキッチンの壁に掛かっています。あとの2点は中3になる長男の作品で有名な画家の作品さながら味のあるもので刺し子の刺繍は普段の私の顔?だそうです。こんなに家では口を大きくあけているのですね。反省しました**

ラディッシュ 刺繍
クリックで拡大表示します

さて今回は産後のトラブルの中でも多い「抜け毛」と「腱鞘炎」です。
*抜け毛* 私も産後ごっそり髪の毛が抜けて、シャンプーをすると排水溝が髪の毛で覆われてしまったり、ブラシによく髪の毛がからまったものでした。
こしや張りがなくなり、毛根から弱っているという感じでした。髪は女の命と言う言葉があるように、これにはかなりのショックでした。
一般的には内分泌系の変化や出産、育児等による身体的、精神的ストレスによるものと考えられていますが、産後は意外にこの問題で悩まれる方が多いようです。私が接している限りでは母乳がたっぷり出ている人に多く、昼間お昼寝などの休息をとらず睡眠不足の人に多いように思います。だいたいは乳児期後期になり授乳回数も減ってくると落ち着いてくるケースがほとんどですが、それまでに日常生活で改善できる事をいくつかご紹介したいと思います。
(対処法)
  1. 十分な睡眠をとりましょう。昼間は添い寝でもかまわないでしょう。赤ちゃんが夜中起きるママは必ず昼間、横になり休息をとりましょう。意外にこれが出来ないのですが、子供が寝た後ネットでP.Cをしていると眼も疲れてきます。
  2. ブラシ蛋白質、ミネラルの多い食事を摂りましょう。植物性&動物性の蛋白質はもちろん、昆布やひじき、めかぶ、とろろなどヨードの多いものが髪によいとされています。めかぶと納豆、めかぶとまぐろなど喉越しもよいので食も進みますね。最近の話題だとイワシがよいという事でイワシの煮付けの缶詰にねぎやしょうがを乗せ食べるとよいそうです。
  3. 美容師さんに伺った所抜け毛がひどくなるので、シャンプーは控え気味になってしまいがちですがむしろ積極的に地肌を刺激するようなグッズでシャンプーしたほうが良いとの事です。不潔にしておくと痒みがでてきてむしろ抜け毛を促進させるそうです。
    またシャンプー後乾かす前にヘアトニックで地肌をもみこむようにマッサージするとよいという事です。serum noir
  4. 資生堂からでている「セラムノワール」という製品がおすすめです。これは更年期で腰がなくなる人用のものですが、よく商品説明をみると産後の抜け毛にも効果ありと書いてありました。これはサンショウエキスやコリアンダーの成分が入っていてシャンプーの他トリートメント、ヘアトニック(フォームタイムと液状タイプ)があります。
    試しに産後悩んでいる人に紹介して使用したところ2週間ぐらいから効果ありで、実家に帰省して他のシャンプーにもどってしまったらまた抜け毛がひどくなったという人がいました。抜け毛で悩んでいる人は試してみる価値ありそうです。
  ついつい・・・
*腱鞘炎* 早い人だと産後1週間ぐらいから慣れない授乳姿勢や大きい赤ちゃんを出産したママに多いようです。最初は赤ちゃんも3kgですが1ヶ月で4kgになり3~4ヶ月で6kgと生まれた体重の倍にまでなります。これって5kgのお米よりも重いんですよね。だいたいお母さんは一日24時間のうち10時間は授乳やゲップをだしたり、あやしたりで赤ちゃんを抱き続けているそうです。腱鞘炎にならないほうが不思議です。ひどくなるとフライパンや菜ばしまで持てなくなり日常生活まで支障をきたします。
本当にママは自分の身を削って赤ちゃんを育てているのですね。
(対処法)
  1. サポーター無理のない授乳姿勢をしましょう。手首で赤ちゃんの頭を支えるのではなく(意外と多い!)、肘の内側の肉が沢山ついている所に赤ちゃんの頭がくるようにしましょう。そして肘の下にはクッションや枕を置いて力を分散します。授乳用まくらなどもでていますのでこういうものを使ってもよいでしょう。
  2. パパがいる時はゲップをかわってもらいましょう。すぐゲップがでる赤ちゃんばかりではありません。30分ぐらい抱っこしていないと出ない赤ちゃんもいます。お乳をあげてなおかつゲップだとママが疲れてしまいます。
  3. ちょっとおかしい位なら薬局で売っているサポーターなどで筋肉を保持すると楽になります。その他湿布でもよいですが、結構効くのが磁器シールや温灸を合谷と腱鞘炎の部位、手の三里の所に貼りましょう。肘からだいぶ楽になります。
    磁気シールそれでも改善しないようなら鍼や整形外科で注射を打ってもらい安静にします。とはいえ抱っこしない訳にもいきません。
    スイングラックやスナグリ(布でつくった抱っこひも)などのものでママに負担がこないようにしたいものです。
  4. ハンドマッサージをしましょう。レシピはキャリアオイル10mlに対してローズマリー2滴、ゼラニウム1滴、ベルガモット1滴計4滴精油をいれます。できればどなたかにやってもらうとよいでしょう。手首から肘に向って持ち上げるようにマッサージするとリンパの流れもよくなり楽になります。
    (ご使用前にはパッチテストをお勧めします。)
  がんばれママ!
バックナンバー一覧はこちら

◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

マガジン一覧に戻る