第37回 赤ちゃんの定期健診について(その2)
皆さん明けましておめでとうございます。いよいよ平成16年の幕明けです。我が家では息子達も高校、中学に進学する節目の年なので春までは色々忙しくなると思いますが、プレママさんや赤ちゃんに接する時はゆったり、笑顔を忘れずいきたいなあと思います。新春らしく毎年の我が家の出窓風景です。
この時期は12月に入った頃から色々な色のポインセチアを飾るのが毎年の恒例になっています。中央にある高い鉢のは今年の新種の「ウインターローズ」という品種です。ポインセチア=クリスマスという印象が強いのですが、ピンクや白の品種だと本当に新春らしい雰囲気になるのが不思議です。結構花持ちもよく、春過ぎまで持つのも魅力の一つです。

最近空気が乾燥してきて赤ちゃんの「鼻づまり」の相談が多くなります。おっぱいやミルクを飲む赤ちゃんはお鼻が詰まっていると、哺乳中の息が苦しそうになる為、ママ達はとても心配します。お部屋の加湿をしても、なかなか鼻詰まりまで取れやすくはなりにくい様です。おすすめケアをいくつかご紹介しますね。1.お鼻に蒸しタオルを当てる 2.鼻孔に温めたオリーブオイルなどを綿棒につけてふやかす 3.額の中央から鼻翼にかけての指圧 4.ブレストジェルの塗布 5.腹ばいが多いポジションにする流動性がある鼻水は市販の鼻吸い器でも取れることがありますが、固まってしまうとなかなか鼻をかめない赤ちゃんは辛いものです。お風呂上りやくしゃみも取れやすいチャンスです。こよりでお鼻をくすぐってあげるのもよいでしょう。

| 今回は前回の続きで「赤ちゃんの健診」の後半です。1才6ヶ月と3才児健診についてお話します。 | ||
| 1.1才6ヶ月健診 : | 幼児期に入り最初の健診です。ほとんどの子供はこの頃になると歩き始め、意味のある言葉がいくつか言えるようになります。心身の発達においてひとつの目安になる大切な時期の健診なので、必ず受けましょう。保健センターなどの行政から通知が来る場合が多いようです。身長、体重測定の他、チェックポイントを以下に挙げてみます。 | |
| (1)言葉の確認 : | 絵本やおもちゃを見せたりして、言葉によるコミュニケーションがとれるかみます。「ワンワン」「ブーブー」などの意味のある単語が話せるかどうかもみますが、人見知りや初めての環境で緊張して言葉が詰まってしまうお子さんもいます。さりげなくママの言葉でフォローしてあげるとよいですね。意外とママがたくさんの子供の集団で緊張してしまうと子供にも伝わってしまうのでリラックスして受けられるとよいと思います。この時期は特にテレビやビデオでお守りをさせてしまう時期でもありますが、ママも一緒にみて話かけながら見れるとよいですね。言葉に心配がある場合などは「ことばの教室」に紹介をしてグループ遊びをしながら様子をみたりします。 | |
| (2)歯科健診 : | 定期健診では始めての歯科健診が始まります。別の日程になる場合もありますが、一緒に行う所も多く、ブラッシング指導なども歯科衛生士さんが指導してくれたりします。特に哺乳瓶でジュースや乳酸菌飲料を飲んでいないかなどの食習慣も聞かれます。 この時期に虫歯が見つかるとかなり個別で指導される事が多く、保健センターなどでもフッ素を塗布してくれたり、無料で子供の歯科相談もしてくれる事も多いようです。なかなかこの時期は歯科医院のホームドクターを見つけるのは少ないのですが、お口のチェックが無理なく出来るようしておかれると、歯科健診の時に泣いてしまうこと事も少なくなるようです。 |
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| (3)卒乳、断乳 : | 以前はこの時期に断乳していないと注意を受けていた時期もありますが、卒乳を前提にその子、その子での時期がありますのでだいぶ厳しくは言わなくなり、卒乳の時期は親子で決めてくださいという事になりました。けれども2人目を考えているとか、おっぱいを飲みすぎて離乳食を食べてくれないなどの心配がある時は栄養士さんや保健師さんと個別の相談になります。あとストローやコップで飲み物が飲めるか、哺乳瓶が卒業出来ているかをみますが、寝る前は哺乳瓶で飲んでいる子もいます。そのまま歯磨きをしないで寝ると虫歯の原因になりますので、気をつけましょう。 |
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| (4)予防接種 : | 3種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳)が終わり、麻疹(はしか)風疹、が進み始めているかを確認します。1才過ぎると、水疱瘡(みずぼうそう)やおたふくも自費(任意)で受ける事ができます。だいぶ活動範囲も広がる時期なので任意の接種をどうするか相談する事も可能です。 たまにBCG(結核)しか接種していないお子さんもいますが、まだ道路や土などには破傷風菌がいる場合があるので早めに接種し、間隔が空いてしまった時はどうするか相談しましょう。 |
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| 2.3才児健診 : | 3才児健診も1才6ヶ月健診と同じく保健センターなどの自治体で行われ、公費で受ける事ができます。幼稚園などの集団生活に入る前の最後の健診となります。今までの健診と違うのは尿検査や視聴覚などの感覚器の様子をみます。言葉を理解して話す事ができるか、友達と遊べるか、偏食はないかなど育児全般に対してのアドバイスも受けられますので、是非受けましょう。 | |
| (1)尿検査 : | 事前に郵送でおしっこを取る容器が送られてきます。尿蛋白、尿糖、潜血反応をみて、腎臓の機能をスクリーニングします。疲れやすいお子さんに尿蛋白がでたり、まれに腎炎、ネフローゼ症候群などの病気が見つかる事もあります。 | |
| (2)目の検査 : | これも自宅に乗り物や動物などの絵やランドル環(輪の一部が切れているもの)の検査用紙が送られてきます。これをお家で離れて片目ずつ見てママが検査をします。視能訓練士さんも来てくれる所もありますので、近視だけでなくテレビなどを極端に近くで見ていないか、斜視の心配なども相談できます。 | |
| (3)聴力検査 : | これも自宅でお母さんの呼び声や耳元で指をこすった音が聞えるかなどの(指こすり)簡単な検査をお家でやります。テレビがついていたり兄弟が騒いでいると正確に出来ませんので静かな環境でやれるとよいですね。オージオメーターなどの器械で測定する所はまだ少ないですが、聞えにくい時は耳鼻科の紹介受診になります。耳がきちんと聞えていないと言語の発達にも影響が出てきますので最近では新生児のうちに聴力検査(ABR)をする病院や自治体も増えつつあります。 | |
| (4)育児全般 : | 食事面では自分で食べるようにしていきましょう。お母さんがいつもいつも食べさせていると、幼稚園などにはいった時に口を開けて待っていたという事になりかねません。身体を使い外遊びを沢山取り入れたり、食欲の本能を引き出してあげるのも必要です。 この頃になると「指しゃぶり」「どもり」「人見知り」「皆の輪の中に入れない」「2語文がでない」など心理の面の相談も多く見受けられます。 だいたい子育てで悩む大きな節目でもあります。臨床心理士やカウンセラーの人も待機してくれていますので恥ずかしがらず子育ての相談をしてみてください。スマップの歌ではありませんが一人一人違ってよいのだし、その子その子の持っている花が咲ければよいのだと思います。 |
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赤ちゃんの健診ではママのメンタルなケアもとても大事です。3才までは人生の核となるとても重要な時期です。木でいうと地面の下に張っている根っこの部分かもしれませんね。大きな風が吹いても、大雨が降っても揺らいだり、倒れないよう丈夫な根を張っていくことが大事なような気がします。

◆プロフィール
東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/












