香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第39回 赤ちゃんとの海外赴任について(予防接種編)

私の仕事の一つにB.M(ベビーマッサージ)があり、かれこれ個人出張を含めると4年目になります。カモマイルのお教室も近隣だけでなく、埼玉や千葉からのご参加もあり頭が下がる思いです。最近は行政関連の施設からの依頼もあり、先日は武蔵野市の子育て支援施設、「0123はらっぱ」の3~8ヶ月児親子の事業の中の講座を受け持たせて頂きました。http://www.parkcity.ne.jp/~m0123hap/harappa/h_index.htm
今は地域のコミュニティーが乏しい中、親同士が自由に交流し、支え合いながら子育てしていこうという取り組みにB.Mが少しでもお手伝いが出来るとしたら、こんなに嬉しい事はありません。本当に地道に継続してやってきてよかったと思えた一日でした。

また3月18日(木)NPO自然育児友の会(http://www.shizen-ikuji.org/)による「マザーリングフェスタ2004」(於:日赤看護大学)のワークショップでベビー&キッズマッサージをやらせていただく事になりました。時間は1時間ほどですが自然体で出来ればいいなあ~と思っています。ワークショップのご参加には事前申し込みが必要ですが、是非 生浅井が観たい人は(?)覗いてみてください!

 

今回は海外赴任についての予防接種編です。最近は海外赴任に家族が同行する場合も多くみられるようになりました。世界保健機構(WHO)では1977年、すべての国の子どもに予防接種を勧める6種類の感染症(結核、ポリオ、ジフテリア、破傷風、百日咳、麻疹)を定めました。
ただ日本にいても接種が風邪などで遅れる場合もあります。渡航が決まったら荷物の準備よりも先に6ヶ月の期間を持って家族の予防接種スケジュールを立てる事が必須になります。くれぐれも接種の翌日に渡航にならないようにしましょう。
ワクチンの接種には1回の接種で抗体がつきにくいものがあります。例えば東南アジアや途上国、十分に清潔でない医療施設ではA,B型肝炎に罹患してしまう可能性があります。それぞれ不活化ワクチンで抗体が作れますが、2~4週間間隔の2回接種で免疫が作られます。


疾患
特徴
大人
小児
3種混合 破傷風の接種が行われ始めたのは昭和43年以降なので、それ以前に生まれた人は是非破傷風トキソイドの接種を受けましょう。
破傷風は不衛生な土壌の中にも滞在しますし、生命の危険が大きいので最も必須です。
接種済みの大人でも渡航前に破傷風トキソイドの接種を受けましょう。
I期(3回)と4回目のI期追加まで終わっている事がベストです。日本では追加は1年後ですが、渡航の時は半年で接種出来ます。
ポリオ 日本では乳幼児期での2回の接種でよいのですが、海外ではまだありますし、海外では3~4回が通常接種とされています。 渡航前に1回接種 日本での定期2回接種のあと2ヶ月以上空けて3回目を受けます。
麻疹、おたふく、
風疹
欧米ではまだMMR(百日咳、破傷風、ジフテリア)が存在し2回接種です。 大人は罹患すると重症になりやすいので、すべての抗体があるようにします。 子どもも3種類終わっているのが望ましいのですが、時間がない場合は麻疹だけでもしておきましょう。
狂犬病 日本では昭和32年以来発生はありませんが、海外では多い病気です。犬だけでなくキツネ、スカンク、オオカミ、アライグマに流行しています。海外でアウトドアを楽しむ場合は必要です。 大人も子供も6ヶ月のスケジュールで3回接種が必要です。
日本脳炎 中国、韓国、台湾、インドをはじめ東南アジア一帯に常在します。
日本の北海道ではウイルスを持った蚊がいないため定期接種にはなっていませんが、将来転勤や留学、旅行の為を考えて接種しておいたほうがよいでしょう。
接種歴のある大人は渡航前に1回接種 子どもはI期の追加(3回目)まで終わっている事がベスト

 

  1. 米国などは定められたワクチンを接種していないと、入園、入学が出来ない所もあり、渡航前に「予防接種証明書」が必要になってきます。
  2. 子どもの月齢や急に赴任が決まり接種回数が足りない場合は、赴任後で現地で接種する方法もあります。赴任後のワクチンを接種できる医療機関は横浜市の港北区にある、労働福祉事業団海外勤務健康管理センター(JOHAC)http://www.johac.rofuku.go.jp のH.Pでは海外の日本人が推薦した医療機関が掲載されています。
  3. 母子衛生研究会のH.P http://www.mcfh.net/ では60カ国の地域の予防接種の時期や種類を掲載しています。また「子どものための予防接種」という各国の状況をまとめた書籍も出ています。
  4. かかりつけの小児科で接種が無理な場合は、各都道府県に予防接種センターなるものがあり医師会に併設されている所もありますので(東京では渋谷、国分寺)確認してみましょう。

最終的には赴任される本人が決めるのですが、どんなワクチンが子どもや家族にとって必要なのか、現地の情報をよく調べて無防備のまま連れて行かないようにし、大事な赤ちゃんと家族を病気から守りましょう。

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◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

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