香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第41回 地域で育つ育児力

新学期も1ヶ月すぎ、G.Wでちょっと一息と言った五月の今日この頃です。陽気もよく初夏のような日々を思わせる気候の日もあります。でも新しい環境に慣れず、ちょっとブルーな気分になるのもこの月で、うつ病の発生も多いと言われています。元気印の私でもちょっと心が風邪を引く時もありますし、主人もOPEが続き(脳外科医をしています)疲労がピークになると決まってする元気回復方法を今回はご紹介したいと思います。
まず家中に黄色の花をいたる所に飾ります。ミニブーケを玄関、トイレ、キッチン、洗面所などの水周りに飾り、日頃の自分へのご褒美にリフレクソロジーやリンパマッサージなどの人の手で疲労物質を取り除いてもらいます。行きつけのサロンではアロマトリートメントをしているので、ゼラニウムやクラリセージやイランイランをブレンドしてもらいます。イランイランはよく官能的な香りと紹介される事が多いのですが、甘いなんともいえない香りが心地よい睡眠へと導いてくれます。

  

今回のテーマはずばり「育児力・いくじりょく」です。最近「親業」と共によく聞く言葉の一つですが、どうしたら子どもの成長と共に親の育児をする能力や子どもを育てる力がつくか考えてみたいと思います。

1.子育ては HOW TOではない。
今の育児世代は本当にマニュアル世代の代表と言っても過言ではありません。100人の赤ちゃんがいれば100通りの発達もあり、個性もあります。マニュアル=応用に弱いという事ではなく基本を知るという事も育児をする上で大切な事の一つです。しかし標準や正常という範囲にこだわりすぎず、人と違う事をおそれる人が多くなっているなあ・・とは最近思います。 新生児の赤ちゃんは一日20g~30g増えるのですが、「33gだとこの子は太りすぎでしょうか?」と聞かれる事があります。大きな幅の中で赤ちゃんは成長しますし、数字も大事ですが一日何回笑ったかな?とか一日何回ママと目を合わせたかな?とかが見られるようになるとのびのびと赤ちゃんは育つような気がします。

2.地域の異世代の人と仲良くなり、自分の赤ちゃんをほめてもらおう。
今から12年前、長男が急病で入院騒ぎになった時次男はまだ4ヶ月でした。夜中救急に行く事になった時ぐずる次男を連れて行くにはとても勇気がいりました。そんな時、近所に毎朝散歩の時に声をかけて頂いているご年輩の夫婦がいて、思い切って次男の世話を頼んでみました。ぶしつけなお願いで恐縮しながら頼むと本当に快く面倒を見てくれました。お風呂まで入れてくださり、おばちゃんの腕の中ですやすや寝ている次男の姿を見たときは「子どもは地域で育つのだな~」と痛感し涙がぽろぽろこぼれ落ちました。
あるアンケートによると育児に対する不安はあるかという質問をすると「常にある、時々ある」を合わせると9割を超える人が不安と隣り合わせで子育てしているというデータがあります。育児用品はとても便利になった反面、これらのものはママたちの精神的な余裕までは生み出してくれないという結果の一つの表れなのでしょう。最近モノが便利になりプライバシーを保守するあまり、地域の人間関係の豊かさや文化的な子育てが出来にくくなっている様な気がしています。
子育てママの精神的な余裕は自分や我が子を認めてもらう、社会の認知が大きく関与していると思います。「がんばって子育てしているね」「かわいい赤ちゃんですね」「人なつこいね」「ママの育て方が上手なんだよ」などとにかくちょっとした時に周囲の人は子育て中のママに声をかけて下さい。きっと抱っこしているママの瞳がキラツと輝き、その一言でまた日々の子育てを頑張れる原動力になるのです。パートナーからも「今日も一日ありがとう」と言ってくれるだけで明日への活力が沸いてきて、お互いねぎらいやいたわりの感情も生まれてきたと話されていたママもいました。まずは身近の人から始めてみませんか?

3.赤ちゃんの集まる場に積極的に行きましょう。
今自治体でもかなり子育て支援施設なるものに力を入れてきています。保育園でも地域開放事業などの通園していないお子さんにも行事を一緒に楽しんだりする試みが行われています。毎日自宅で1対1で我が子をみるよりも、赤ちゃんや子どもは他の集団の中に置くと自分の子の特徴や性格がわかるものです。
よそのお子さんの行動は親が言う言葉よりもダイレクトに感性に働きかけます。親のほうも「へえ~こんな事をしてもいいんだ」「子どもってこんな表現方法をするんだ」などとママのほうも吸収する事が多いと思います。自分が子どもを持つと、よそのお子さんにも自然に声かけしている自分がいますよね。自分から心の垣根を取り除くと、ママも赤ちゃんもお友達が増えて地域のコミュニティーが子どもを育ててくれるでしょう。「友達と比べない」「兄弟と比べない」「育児書と比べない」これを私は比較3原則と言っていますが人と違っていいんだという事を頭の片隅に入れておいてください。

4.若いときから子どもや赤ちゃんと接しましょう。
赤ちゃん訪問の場面でも色々な対応が自然に出来る人は、「甥っ子のオムツを替えた事があるんですよ」とか「年の離れた兄弟の世話をしていたんですよ」と自分の赤ちゃんを抱っこする前になんらかの方法で赤ちゃんや子どもと接した事がある人です。今は高校生の授業でも保育園訪問などがありますが、まだまだ一部の学校でしかないのが現状です。兄弟も少ない、核家族が多い世の中なので初めて赤ちゃんと接するのが自分の赤ちゃんになるのは仕方がない部分もありますが、そういう場合は赤ちゃん広場や子育て支援センターなどに行き、大勢の赤ちゃんをみて関わって一緒に遊んでみましょう。
あと電車やバスに乗った時、近くに赤ちゃんがいたら声をかけてみましょう。「何ヶ月ですか?」「可愛い赤ちゃんですね」「人なつっこいですね」などと相手の人のガードが硬くなければおててを触ってみたり、あやしてみましょう。こうして赤ちゃんに慣れる事からはじめてみましょう。

私事ですが、5月~7月まで生活の木、原宿表参道店で「赤ちゃんと遊ぼう!ベビーマッサージ講座」一日体験講座を開催いたします。
パパさんとの参加がしやすい日曜日のPMに設定をし、講座時間も1.5時間にしましたのでぶら~と気軽な感じで寄っていただけるかと思います。是非興味のある方、赤ちゃんが生まれてパパと一緒にB.Mをしてみたいママさんのご参加お待ちしております。詳細は下記をご覧ください。

赤ちゃんと遊ぼう!
ベビーマッサージ講座

●開校日:2004年5月30日~8月1日(日)
●時間:13:30~15:00(1.5時間) ※7/4のみ15:30~17:00
●受講料:全1回¥4,200(税込) パパとの参加は¥5,250
●定員:12名  ●オイル・テキスト代:¥1,575(税込)程度
●内容:5/30「ベビーマッサージ 実技講習」
     7/4「ベビーマッサージ 実技講習」
     8/1「ベビーマッサージ 実技講習」
●対象:生後1ヶ月~1歳未満の赤ちゃん
●ご用意いただくもの:バスタオル、小皿(オイルを入れます)
●お申し込み・お問合せ先:生活の木ハーバルライフカレッジ原宿表参道学校(Tel:03-3409-1710)

バックナンバー一覧はこちら

◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

マガジン一覧に戻る