香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第52回 「ターザン的マタニティーライフのすすめ」(3) 産後、骨盤リセット編

今回で無事出産を終え、産後編へと突入します。やはり産後スタイルがキープできる人は、妊娠期間中6~8Kgに抑えられた人が圧倒的に多いです。出産直後は赤ちゃん、胎盤、臍帯、羊水などで4~5kgは確実に減りますが、まれに産後、浮腫気味の人は3kg位しか減らない人もいます。第49回で登場した妊婦さんも、お産も大安産で6時間弱の分娩所要時間、産後も1ヶ月健診で体重も妊娠前に戻っていました。

では、産後ママの身体はどう変わるのでしょうか?
産褥期とは「妊娠、分娩にともなう母体の生理的変化が非妊時の状態に回復するまでの時期を言います。個人差はありますが、分娩後6~8週間を言います。
主に子宮の収縮、産後の出血(悪露)、性器の大きさなどが元に戻りますが、皮膚の緩みは完全に元に戻ることはなく、ゆるやかに伸びやすくなります。
(よく聞くのが、体重は戻ったがお腹のたぷたぷが残ります~。という訴えです)また汗腺の働きが活発になるので、授乳中や睡眠中にとても汗をかきやすくなり乳汁分泌や悪露の排出、尿量の増加などで余分な老廃物や水分が身体の外に出やすくなります。なので、女性は一人産むごとに綺麗になるってホントなんですね~。あと骨盤も分娩で大きく開きますのでこの時期に上手にリセットしてあげると、その後の女性の身体の調整や体調が妊娠前よりもよい状態になります。産後は女性のボディーをリセットする絶好のチャンスであり、とても忙しい時期ではありますがこの時期を見逃す手はありません。
子育て中のママさんからよく聞く産後のボディーの悩みは、下半身(腰まわり、ウエスト、太もも、ヒップ)の肥満、肩こり、腰痛、腱鞘炎などが多いです。
今回は骨盤のリセットについてです。とかく贅肉に目がいきがちですが、まず基本の骨格である骨盤をリセットしてから余分な贅肉を落としておくとリバウンドしにくく、腰痛などのマイナートラブルも防ぎ快適に子育てができます。産後のマイナートラブルについては第2829回のコラムに執筆してありますのでそれも合わせてご覧ください。

1.まずは骨盤をリセットしましょう!
どうしても下半身の贅肉に目がいきがちですが、その土台である骨盤を矯正しないと産後太りの原因となりますし、腰痛の誘引になります。整体やカイロなどで左右のバランスの調整をしたり、外的な力を使い骨盤矯正をなるたけ産後なるべく早い時期に行いましょう。産後開いた骨盤もどんどん縮まりますから、変な形で縮まる前にまず専門家にリセットしてもらいましょう。理想は1ヶ月健診前にまず初回施術をし、その後は個人差もありますが3~5回かけて矯正してもらいます。産後の骨盤は1回の施術だけではなく、授乳や子育ての姿勢でまた元に戻りやすくなっていますので3~6ヶ月かけてゆっくり丁寧に矯正
してもらうとよいでしょう。やはりカイロに行っている人は産後の肩こりや腰痛がない人が多いようです。産後専門の骨盤矯正をしてくれるカイロもありますが、スポーツクラブ内や町かどにある整体やカイロでも十分対応可能ですので、「産後開いた骨盤を引き締めたいのですが・・」と言って相談してみてください。特に左右のバランス、足の長さをみてもらい調整してもらいましょう。
(1) 自宅で簡単に出来る骨盤リセットは?
まず骨盤ベルトやトコちゃんベルトhttp://www.tokochan.com
で骨盤を締めます。(注:産後用のウエストニッパーではありません)装着する部分は、仙骨、恥骨結合、大腿部(太ももの付け根)この3点を結ぶライン上にベルトがくるように当てます。ただ産後はあまりきつく締めると気分が悪くなる人もいますので無理をしないで様子をみながら当ててみてください。時期は産後入院中でもよいのですが、退院してからでも遅くはありません。動いている日中にこれをすると、抱っこしやすく、歩きやすく腰痛になりにくいと皆さん言われます。画像のママさんは産後3週間目の人で、上のお子さん(1才7ヶ月)を抱っこしたりしているのでかなり左の腰痛がひどく辛いと言っていました。経産婦さんはゆっくり産後身体を休む暇もなく、上の子の世話に追われてしまうので初産の人よりも腰痛になる人がとても多いです。
股上があり、太ももまであるはくタイプの補正下着は悪露が完全に出切ったあとでないと子宮内に悪露が溜まってしまう可能性もあるので注意します。産休明けで復帰するときは使用する人もいますが、強すぎて途中で気分が悪くなってしまう人もいますので自分にあうサイズを装着したり、様子をみながら使用しましょう。

 

 

(2) 骨盤を締めるヨガのポーズ
今流行しているパワーヨガのポーズでいくつかご紹介しましょう。腹筋や臓器の周りの深層筋を意識してすると骨盤の動きがわかります。開いた骨盤を呼吸と共に吐くときに締める要領でするとよいでしょう。産後3週間からできますが、痔が痛かったり、会陰切開のあとが痛い場合は、1ヶ月健診が済んでからお医者さんの許可をもらってからはじめましょう。

1. 床の上に膝を合わせて座り、手を頭の上に交差します。 2. ゆっくり息を吐きながらお尻を後方に下げる。 3. お尻をかかとにつけるように近づけ上体を海老の様に前傾姿勢のように倒しましょう。  

ゆっくりこれを行い、また1に戻り10回行います。

つづく

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◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

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