香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第59回 「はじめての離乳食シリーズ」(3) 離乳完了編

今年も早いもので師走になりました。この秋から息子が高校のアメリカンフットボールの主将になり、私も父母の会の世話役代表となり、とても忙しくなってきました。息子はチームの筋トレのメニュー表作り、仲間とのミーティング、母と一緒にテーピング講習会などさながら家庭の中で小規模スポーツクラブが誕生している感じであります。引退まで一緒に燃え尽きよう!と思っています。本当に彼らをみてると「青春」しているのを実感します。

  

さあ~いよいよ今回で離乳食編のラストになりました。この時期は幼児食への移行期になるので、3回食でほとんど大人を同じ時間にほぼ同じものを食べられる事ができます。母乳やミルクは次第に少なくなりお昼寝や就寝前の1日2回ほどの摂取になり生活リズムもつきやすくなります。月齢でいうと9ヶ月~1歳過ぎの頃です。

1. 離乳完了期、ここがポイント!
  (1) 食べられる食材もだいぶ増えてきて、市販品もだいぶ増えてくる頃となりますがあくまでもうす味が基本です。
ファーストフードのポテトなども食べる赤ちゃんもいますが、塩分が多いのであまりおすすめできません。
  (2) ハイハイ~あんよの時期なので活動量も増えてきます。鉄分やタンパク質が不足しないよう調理法や献立に変化をつけ、偏食にならないように心がけましょう。赤味の肉や魚、レバーなども欠かさずあげましょう。ミルクや母乳の量が少なめの赤ちゃんは、調理時に牛乳や粉ミルクを使いましょう。
  (3) この時期は噛むための大切な練習期間です。段階にあわせて徐々にあわせて歯ごたえを増して、かむ意欲を育てるようにしましょう。手づかみで食べる事も本能の食欲を伸ばすためにとても必要な事です。手づかみしやすい調理の工夫も必要となってきます。汚しても怒らずに大目に見てあげてください。
  (4) 食材の固さは、歯ぐきで簡単につぶせる固さで、バナナを指でつまみ軽く力を入れるとつぶせる位です。1歳過ぎると奥歯の手前の歯(第1乳臼歯)も生えてくるので最後はハンバーグぐらいのお肉も噛み切れるようになります。離乳準備期でフランスパンやブロッコリーの茎をよくしゃぶっていた赤ちゃんは顎の発育もよいので、表情もしっかりしてきます。ただ奥歯が生えてくると食材もカスが残りやすくなるので、食後はうがいや簡単にブラッシングをしておくと虫歯予防のためによいでしょう。
  (5) 1歳3ヶ月~1歳6ヶ月を離乳の完了時期と考えて、3食のほかに牛乳を一日400ml前後飲めるようにするのが理想です。ただ食が細かったり3食だけでは基本の量が食べられない時は、栄養の補いとしてできるだけ素材に近いものを(ふかし芋など)おやつとして与えましょう。

2. 後期~完了期メニューあれこれ
  (1)軟飯の海苔巻き・・・・

ご飯も手づかみで食べるとぼろぼろこぼしたり後片付けが大変です。お海苔に巻いてぱりぱりの食感を味わいましょう。
時間がたったり唾液で海苔がしけてくると上顎に張り付きやすくなってくることもありますので、注意深く見ながら与えましょう。バリエーションとしておかかやしらす、納豆を芯にして巻いてみてもよいでしょう。

 

  (2)干し芋のオーブントースター焼き・・・・

手に持ちやすいように拍子切りにします。
軽くトースターで焼くと甘みがでてとても美味しくなります。

 

  (3)根菜類の素揚げ・・・

煮物などでもよいですが、食の細い赤ちゃんは油を使ってカロリーもUP!おせんべいの感覚で食べることができます。こうするとβカロチンの吸収もよくなります。皮もよく洗えば、そのままむかずに揚げて大丈夫。
写真はレンコン、サツマイモ、人参ですが、その他かぼちゃやゴボウなどもよいでしょう、大人は揚げびたしやお塩をふっておつまみにどうぞ~♪

  (4)大根の葉のピーナツ和え・・・

普段は捨ててしまう大根の葉も、細かく切ってゆがいて、市販のピーナツバター(無糖のもの)と少量の砂糖、醤油で和えたものです。最近青菜のおひたしが苦手な幼児が増えているようです。今からすこしずつ食卓に登り、ご飯とまぜたりして繊維を噛み切る練習をしていきましょう。

3回食になり、幼児食への移行の時期なので、ママも忙しくなるのもこの頃です。無理なく大人の食事から取り分けられる離乳食作りが出来、赤ちゃんの味覚の発育を一緒に楽しめるとよいですね。また小さい頃からお魚やお肉など沢山の命を頂いて、人間の命が続くという意識を親御さんの日々の姿勢や食事前後のご挨拶から感じられるようにできると豊かな食事になる事でしょう。

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◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

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