第64回 赤ちゃんを見ていますか?
このコラムを書き始めて4回目の5月が来ようとしています。今回はスポーツクラブのメンバーさんが折り紙で折った5月人形をご紹介しようと思います。年を重ねるようになり、手を動かす事の大切さを実感しています。
さてこの2~3年でしょうか?一生懸命子育てするママの育児行動に気になる変化がでてきたのでそれをお伝えしたいと思います。多少、口うるさい苦言に聞こえるかもしれませんが、聞いていただければと思います。
- 一日中テレビをつけっぱなしにしている。
これはよく新生児訪問でわかる事なのですが、訪問時もTVを消そうとしていない、赤ちゃんがお昼寝をしていてもつけているなどが気になります。
BGM感覚で時計代わりにつけていると、TVの音やCMに赤ちゃんは反応してしまいます。きっと赤ちゃんは刺激的な音や映像よりも、最初はママの優しい声が好きですし。小鳥のさえずりの音、外で吠える犬の声など、台所で聞こえる包丁の音など・・生活の音を大切にしてみてください。
ママが見たい番組だけ選択してTVをつけるようにして赤ちゃんと一緒にみる工夫をしてみましょう。
- 授乳しながらのメールや携帯、PC操作
日ごろの情報交換などのツールとして、今はなくてはならないものですが、授乳や赤ちゃんをあやしながらのメールは本当に多くなりました。赤ちゃんは一生懸命ママの眼をみているのに、ママが他のほうをみている光景の寂しさはありません(泣)よく心理の場面で使うことなのですが、 「視線が合う」ということはとても大切なことになります。赤ちゃんは生まれて2~3ヶ月になるとママの行動を追視して特に眼の奥の黒い目を凝視するようになります。すぐママが反応してあやしたり、抱っこできなくても声をかけてあげる事により、赤ちゃんはコミュニケーション能力を獲得していきます。
すぐ返事をしたくなるのがメールですが緊急でなければ、授乳タイムが終わってからレスしませんか?

ベビーカーを押しながらの携帯操作
上の2にも通じる事ですが、最近本当によくみます。若い人だと自転車を乗りながらのメール操作はいたしかたないという感じですが、片手でベビーカー、片手で携帯・・本当によくみます。ママの目は携帯に集中し、視線は下向きになるので、対向する人や自転車、道路の段差などにぶつかりやすく、何回、人や自転車とぶつかっている姿を見たことでしょう。たとえ広い道路でも、急に出てくる車がないとは限りません。赤ちゃんの安全を守るのもママや保護者の人の責任であるという事を、今一度心にとめて頂きたいと思います。
- 子育てする服装、お洒落について
なんでも地味にと言う事ではありません(笑)子育てしていても、お洒落はしたいですよね~。でも赤ちゃんの肌を傷つけないお洒落の工夫をしてみませんか?
(1) 爪は長すぎませんか?・・・第1関節より長い爪、ネイルアートの装飾、は赤ちゃんの肌をきずつけやすくなり、ビーズなどもはがれて赤ちゃんの口に入る事もあるそうです。衛生面からも果汁を絞ったり、離乳食を作る時に雑菌が入りやすくなります。こまめに短く切る習慣をつけましょう。
(2) 化繊の洋服をきていませんか?・・・これは肌が弱い赤ちゃんはモチロン、健康な肌の赤ちゃんもそうです。日々よだれや汗、ミルクなどでママの洋服は汚れがちです。化繊は汗を吸いにくく赤ちゃんの肌にとって適しません。
せめて上半身はカットソー、トレーナー、Tシャツなどコットン素材中心を身につけられるといいですね。
(3) ミュール中心になっていませんか?・・・行政の乳児健診などでよくみる光景なのですが、「カツン、カツン」音を鳴らして入ってくるママがいます。赤ちゃんを抱っこしながらの移動や急に走らなければならない時って子育て時期には多いものです。ミュール中心の人は姿勢が悪く、赤ちゃんを抱っこすると後ろに背中が反り易く、腰痛の原因になったり、足首も捻挫をしやすくなります。ママの体調を整える意味でも、靴底がしっかりあるシューズを選んでみませんか?
(4) 薄着に注意・・・・これは妊婦さんにも言える事なのですが、夏になるとクーラーが入る施設が多くなりますが、赤ちゃんを抱っこするのは湯たんぽを抱っこする事なので、暑い夏は当然、沢山汗もでますよね。タンクトップや足をだしている洋服など、その汗が冷えて冷え性の原因になります。子育て時期の冷え性は、偏頭痛、肩こり、更年期障害にも関係してくると言われています。
赤ちゃんの着替えだけでなく、ママもこまめに昼間も着替えをして、寒いスーパーに行くときは一枚羽織るものを持参しましょう。
日ごろちょこっと「??」と思っていた事を書き留めてみましたが、ちょっと口うるさいオバサンっぽく聞こえたら本当にごめんなさい。では、風薫る5月の月を新緑の息吹を感じながら、子育てしていきましょう♪
◆プロフィール
東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/












