第82回 妊娠中の腰痛対策
今年のRENSAIコラムも今回が最後になりました。毎年言っているような気がしますが、1年の経つのが本当に早いものです。
自宅の寄せ植えも赤と白を基調にしたクリスマスカラーにして、季節の変化を楽しんでいます。
今回は春夏のカタログにも掲載しましたが、冬場は妊婦さんも冷えや運動不足による、腰痛が特に多くみられる時期になりますので日常生活のポイントや画像も新たに追加してお伝えしようと思います。
| 1. | 妊娠すると何故腰痛になるの? まず妊娠すると10Kg前後体重が増え、姿勢の変化が起こります。そしてお腹が大きくなり、重心が前方に移動する事により、骨盤や腰椎が前傾になり、それを脊柱起立筋という筋肉で後方に支えバランスをとろうとします。そのため絶えず背中が張った状態が背部痛~腰痛の原因になります。以前は立ち仕事が多い妊婦さんに見られましたが、近年の妊婦さんは背筋力が低下しているのでパソコンなどデスクワークが多い姿勢でも腰痛が出やすくなってきています。 また妊娠3ヶ月ごろになると、卵巣ホルモンの一種である、リラキシンというホルモンが分泌されます。このホルモンは出産に備えて関節や靭帯を緩めたりする作用があり、3Kgの大きな赤ちゃんが狭い骨盤を通るので恥骨結合と腸骨と仙骨の間の仙腸関節を大きく緩めます。その結果、緩んだ骨盤を大臀筋や中臀筋などのお尻の筋肉や腰の筋肉で支えようとして腰痛が起きます。出産には大事なホルモンなのですが、重たい身体が緩みやすくなるので妊婦さんにとってはとても辛くなるのです。 |
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| 2. | 腰痛軽減のエクササイズ
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| 3. | 日常生活で気をつける事 重たい荷物や上のお子さんを抱っこする時などは、必ず片膝を床につけてゆっくり持ち上げます。あと靴なども平面の靴底よりも、 2~3cmのヒールがあるもののほうが重心が後ろになるために歩きやすいようです。 あと冷え症の人も筋肉が硬くなり、腰痛になりやすいので、日頃から半身浴をしたり、夏でもシャワーだけで済ませないように気をつけたいものです。冬場の腰痛で特に私のオススメはガーリックの香りの「スチームリシピンダ」です。冷えた腰が柔らかくなり、暖かさが長時間持続するのが特徴です。また夏場、冷房の施設で立ち仕事が続いた時などや、前駆陣痛やお産が進まない時、または生理痛の時に使用すると、とても骨盤内の血流がよくなりとても楽になります。「簡単半身浴」と言った所でしょうか。
骨盤が緩んで歩くのも辛い時は、「骨盤ベルト」で骨盤を固定する方法もあります。仙骨と恥骨結合と大転子(太ももの張っている所)の3点を結ぶラインをベルトで巻きます。(注:お腹の下で巻くので、赤ちゃんは苦しくありません)専用のベルトでもよいですが、ドラッグストアーなどで売っている生ゴムのベルトや柔道のヒモや長めのさらしでぎゅっと結わえても大丈夫です。 セルフケアで改善しない場合は無理をしないで、医療機関などの受診を受けるようにしてください。
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| 4. | 精油を加える場合は 温湿布や入浴などに入れたりする方法とキャリアオイルに混ぜて使用するマッサージがあります。
30mlのキャリアオイル(アーモンドオイルやホホバオイル)などに6滴の精油で1%濃度のマッサージオイルが作れます。 |
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| 5. | 腰痛マッサージ 妊娠中はうつぶせの姿勢が出来ないので、シムス位などの横向きに寝るか、椅子にまたがった姿勢をして背中~腰を十分だしてマッサージするのがよいでしょう。特にフットバス(足浴)やお風呂上りなどにするとより効果的です。 (1) 脊柱起立筋を圧迫するように手の平で下から上にマッサージします。 (2) 広背筋をよくもみほぐします。 (3) 仙腸関節やお尻の痛い部分を親指や手の平でやや強めにマッサージします。
※精油マッサージの注意 |
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◆プロフィール
東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/
























