香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

開発室のTABLE TALK<2> 「ジンジャーエールの話」

 コーディアル発祥の地イギリスでは昔から家庭で
ジンジャー(生姜)コーディアルが飲まれてきました。
日本で生姜の飲み物といえば生姜湯。
生姜の体を温めたり、胃腸の働きを良くする効果は昔から知られており、
広く人々の生活に浸透してきました。
大のジンジャーエール好きの私は生姜といえば真っ先に
ジンジャーエールが思い浮かびます。
「ジンジャー」という名がつくぐらいですから生姜の飲み物の
はずなのですが、実際市場で目にするジンジャーエールは
生姜とは程遠い味で普通の炭酸飲料のよう。
生姜はいったいどこへ行ってしまったのか、、、。

ジンジャーエールの母国というとカナダのイメージが強いですが、
より歴史が古いのはイギリス発祥のジンジャービア(ビール)
という飲み物(ビール=エールの意味)。
当初イギリスで生まれたジンジャービアは生姜と糖分を発酵させて
作られた発酵飲料でした。
カナダで作られたジンジャーエールは生姜の風味をつけた炭酸飲料で、
1920年代禁酒法時代のアメリカでシャンパンの代替飲料として広まりました。
そしてジンジャーエールという名前は残りましたが
次第に本来の生姜の味は薄れていってしまったようです。
現在私達がよく口にしているジンジャーエールは、
イギリスで生まれたジンジャービアでは無く、シャンパン風炭酸飲料の方。
イギリスのジンジャービアの方はモスコミュールやジンバックなど、
カクテルの材料として使用されています。
ですが、実は現在日本で飲まれているジンジャーエールにも、
銘柄によっては生姜味の辛口のものがあり、こちらはイギリス人が
日本で作った日本製のジンジャーエールなのだそうです。
私はこれを指名買いし愛飲していますが、
生姜を想わせる強い刺激が喉と鼻腔に広がり、
これぞまさしくジンジャーエールと思える一品です。

これが近所のスーパーやコンビニではなかなか手に入りません。
飲食店で使用されてることが多いため以前は業務用として
酒屋さんなどで売られてる事が多いかったのですが、
最近は高級スーパーや(何故か)輸入食品店で目にするようになりました。
先にも述べたように、このジンジャーエール、
かなり辛くて刺激が強いのですが、これでもまだ満足できず、
更なる刺激を求め自分でジンジャーエールを作ることにしました。

<材料>2人分
生姜:1本(約100g)
砂糖:150g
水:150cc
唐辛子:1本
シナモン:10cm
レモンの絞り汁:1/2~1個分

<1>中くらいの生姜をまるまる1個すりおろします。
料理は手際が一番。
どうせ煮詰めてしまいますので皮を剥くなどという面倒なことはしません。bando-04.jpg

<2>そのほかの材用を用意します。
唐辛子はてきとうに刻みますが、唐辛子の辛味は
種に多く含まれてますので、中から出てきた種は捨てずに全部使ってください。
唐辛子は通常1/2本くらいで良いようなのですが、
私は辛いものが大好きなのでまるまる1本使ってしまいます。
手に入ればクローブ2~3粒、カルダモン1粒を一緒に使っても
深みが増しておいしいです。

<3>レモン以外の材料を鍋に入れ、弱火で煮詰めます。
10分くらいで水分が飛び始め煮詰まってきますので、
そうしたらレモンを入れて全体を混ぜ、火からおろします。

bando-05.jpg

<4>茶漉しで濾して、生姜シロップを冷まします。
苦労して生姜をすったわりには出来上がったシロップはこんなちょこっと。bando-06.jpg

<5>炭酸水(無糖)で割ります。
砂糖で煮詰めたわりには甘さ控えめで、
食事にもよく合いそうな大人な味のジンジャーエールに仕上がりました。
個人的にはもう少し辛口でも良いかも。次回は唐辛子2本で試してみます。
※辛味が苦手な方は生姜と唐辛子の量を調節してください。 

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◆プロフィール

商品本部商品開発課 マネージャー 開発チームを率い、生活の木の商品開発を行う。 その他、Lifeware Bookの編集を担当。

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