香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

開発室のTABLE TALK<5> 「自然を見つめて」

秋から冬にかけて、ほぼ毎週のようにこの手のニュースを耳にします。

「クマが民家の庭に出没しました。。」

山が切り開かれ、奥へと追いやられたクマ達。
ここ数年の異常気象により貴重な食糧であるどんぐり等の木の実が不作で、
食べるものを求めて仕方無しに人里へと降りてきます。
元来クマはとても臆病な動物。
そんな彼らが、自らの命と大切な子供たちのために意を決してやってくるのです。
実際にそれにより人間が危険な目に遭う事もあるため、
地元の人々にとっては非常に深刻な問題です。
でも考えなければいけないのは、おおもとの原因作ったのは誰なのかという事です。
それはまぎれもなく私たち人間なのです。
そのとばっちりを受けているクマなどの野生動物達はむしろ被害者だとも言えます。
とはいえ、すぐに元の環境に戻す事は出来ません。
だとしたらせめて人間は自らの過ちを振り返り、
謙虚な心を持って事実を見つめ直すべきでは無いでしょうか。

以前テレビ番組でニュージーランドの特集を放送していました。
自然豊かな島として有名なこの国では、野生のペンギンが
民家の床下などに住みついています。
昼間、餌を求め海へと出かけたペンギン達は夜になるとそれぞれの家へ帰っていきます。
ニュージーランドの人々は、それを温かく受け入れながら暮らしていて、
更にはペンギンが交通事故に遭わないように、
ドライバーへの注意を促す活動までしていると言います。

「なぜ皆さんペンギンを大切にするのですか?」

地元の主婦への問いかけに対し、彼女は当たり前のように答えました。

「だって私たち人間が、ペンギンがもともと住んでいた所に住ませていただいてるのよ。」

そう。

これこそが知恵をつけたが故に傲慢になった我々が忘れてしまっていた、事実なのです。

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◆プロフィール

商品本部商品開発課 マネージャー 開発チームを率い、生活の木の商品開発を行う。 その他、Lifeware Bookの編集を担当。

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