開発室のTABLE TALK<1> 「ムエットの召し上がり方」
普段からアロマテラピーに関わっている私はムエットと聞くと
「試香紙」しか思い浮かびませんが、フランス語の辞書で
ムエット(mouillette)をひくと、全く違うものが載っています。
実はムエットは食べ物だったのです。
今回はムエットを開発した時に出会った
「食べられる」ムエットのお話をさせていただきます。
フランスでは半熟卵をウフ・ア・ラ・コック(oeuf a la coque)と言い、
軽食としてよく食べます。
エッグスタンドに立てて、てっぺんの殻を剥がし、
スプーンや細長い短冊状のパンですくって食べるのですが、
このパンこそが「ムエット」なのです。
もともとムエットという名前は「濡らす(mouiller)」という
意味の語が語源となってできた名詞で、本来この半熟卵に浸して食べる
細長いパンの事を指します。
試香紙は、その細長い形と、香りをつける使い方が食べ物のムエットを
連想させる事からムエットと呼ばれるようになりました。
ムエットの名前の由来がわかったところで、私の興味は既に食べる方へ。
食べてみたいけど、どこで食べられるのかわからないので
自分で作ってみることにしました。
卵を茹でます。茹で加減は白身もややとろりとした
かなり柔らかめの半熟がベスト。
沸騰したお湯にお塩ひとつまみと生卵を入れて茹でます。
茹で加減がポイントですが、私は3分茹でが上手くいきました。
.殻を剥がします。暖かいうちにエッグスタンドに卵を立てて、
てっぺんの殻だけをエッグシェルカッターで切って剥がします。
どうやって上手にてっぺんだけを剥がすのかと思ったら、
卵専用のカッターがありました。
輪になっているところを卵のあたまにあわせ、
刃のような部分で殻を切り取ります。
けっこう難しいですが、慣れると上手に切れるように。
パンを用意します。細長くて卵をすくえれば何でも良いです。
食パンを細く切ってトースターでちょっと焼いただけでも
充分おいしく出来上がりますよ。卵を茹でるだけでとっても簡単。
素朴な味がなんとも美味しいoeuf a la coque avec mouillettesの完成です。
ミルクとサラダを添えたら朝ごはんにもぴったりです。
是非お試しください。
◆プロフィール
商品本部商品開発課 マネージャー 開発チームを率い、生活の木の商品開発を行う。 その他、Lifeware Bookの編集を担当。












