10月のハーブガーデン
2021.10.15
長雨で気温が下がり、季節がぐっと進んだ薬香草園。
先月咲き始めたセージの花たちが見頃を迎えています。
見頃のセージの中でも、ひときわ活躍するのがエディブルフラワーのパイナップルセージです。
パイナップルのような甘い香りがする葉をハーブティーや料理に利用したり、花をお菓子などに利用します。今回ガーデンでは、その赤く光るルビーのような花を利用しハーブビネガーを作ってみました。花を食酢に漬けて1~2日置くと、綺麗な色に染まりました。ハーブビネガーはピクルスやドレッシング、ハーブ染の染液にも利用できます。
カンナ、ガウラは今年も元気に名脇役として大活躍です。
この時期になるとガーデナーたちは『来年の庭は、何を咲かせようか』と考えて準備をはじめます。
秋に植えるラベンダーや宿根草はしっかりと根を張り元気に育ってくれるので、今が植え時!その前に土壌改良しないと!と大忙しです。
薬香草園では蒸留実験ガーデンの斜面に、小さなラベンダー畑をつくりました。
品種はラバンディンラベンダー グロッソです。パンパスグラスを流れ星に見立て流れる線に沿うよう植え付けました。
そして、イングリッシュラベンダーが今年2度目の開花を迎えています。イングリッシュラベンダーはコンディションがよいと初夏から秋の間で二季咲きになります。秋は全ての株が咲くわけではなく初夏に比べると花数は少ないですが、健気で愛らしい姿をみせてくれます。
イングリッシュラベンダー"リトルマミー"