香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第36回 赤ちゃんの定期健診について(その1)

あっという間に今年も12月になってしまいました。今年一年、皆様はどのような一年でしたか?はじめて妊娠がわかり、慣れない赤ちゃんとの生活で大変だった人もいる事でしょう。赤ちゃんと関わる事で親も周りの人も成長させてくれている、、、、身体は小っちゃくても大きな存在価値がありますね。
最近私のマタニティースイミングを卒業したママさんの間でスリングという抱っこひもを使う人が多くなってきました。ちょっと前は助産院などで出産した人が使っているイメージがあったのですが、だいぶ一般的になってきたようです。大きな風呂敷のような布にホルダーがついていて、赤ちゃんをすっぽり包んで移動します。まるでカンガルーの子袋のようで、新生児~意外と1才過ぎても使えます。腱鞘炎のママも授乳のときに入れて使っている人もいますし、ハンモックの様なので寝かしつけにも一役買っているようです。(赤ちゃんはベットに置くと泣いてしまうものです)
今はネットでも注文できますし、赤ちゃん用品の量販店にも結構おかれるようになりました。

今回は1才までの赤ちゃん健診についてお話しましょう。1才までに赤ちゃんは5回健診があります。1ヶ月健診は出産した産院で受けますが、その後は自治体によって多少違いがあります。3~4ヶ月健診は主に保健センターなどの市区町村でやります。その時にツ反、BCG接種(結核の予防注射)を合わせてやるところも多いようです。その後の6ヶ月、9~10ヶ月、健診は公費で受けられるように委託券を配布し、近隣の小児科でやるところが多いようです。1才に関しては委託券がでないので(有料)、やらない人も多いようですが、これはきちんと出生時からの体重が3倍になっているか?などの今後の発達の指標になりますので、有料でも受けるのが望ましいと思います。自治体などによってはお知らせが郵送の場合や広報などで確認する場合もあります。わからない場合は自治体の健康課や保健センター、保健所で確認してください。

■ 健診では何をみるのでしょう?

  1. 先天性の病気がないか
  2. 栄養状態、発育状態は順調か
  3. 視力、聴覚などの感覚器官の発達は順調か
  4. 予防接種がきちんと行われているか
  5. 子育てしていく上での不安など専門家からの個別的なアドバイス
  6. 地域の育児サークル、母子交流事業へのお誘い

を基本的な柱で見ていきます。だいたい流れ作業になりがちな行政の健診も最近では工夫されてきて、最後に保健師、助産師、栄養士さんへの個別相談を出来る所も増えてきています。受け手から見ると「うちの子は正常かどうかチェックさせられるんだわ」と思いがちですが、赤ちゃんが健康に育つのを見守り、もし発達の遅れなどあれば早めに専門の医療機関に紹介したりする事もできます。この機会を上手に利用しようといった気持ちで積極的に活用して欲しいと思います。日頃なかなか病院では聞けないスキンケアの仕方や各種パンフレットも置いてある場合もあるので、冊子のコーナーなども要チェックしておくと役に立つ情報もGETできますね。

■ 持って行くものは?ママの準備は?

  1. 送られてきた問診表があれば、事前に記入しておきます。各時期の母子手帳の左側にも保護者の記録があります。
    これも忘れないように記入しておきます。(最近これを忘れているママさんが結構増えてきていま~す)
  2. 集団健診では時間のかかる事もあります。オムツも3~4枚多めにし、着替えも念のため持っていきましょう。
    必要に応じてミルク、麦茶などの飲み物、ぐずった時のお気に入りのおもちゃもあるとよいと思います。
  3. あと前あきなどの着脱しやすい衣服にしましょう。
    肩だけのスナップでの着脱だともう1回ちょっと、もう一度心臓の音を聞きたい時など不便です。
    赤ちゃんのソックス、ガーゼ、ガラガラなどの落し物が多いので帰る前に確認しましょう。
  4. あとで聞いておけばよかったと後悔しないように質問事項はメモにとり、聞き忘れのないようにしましょう

では、各時期のお医者さんが診る赤ちゃん健診のチェック、ポイントをまとめておきます。
(1) 1ヶ月健診 体重が700~1kg前後増え、母乳のあげ方、ミルクの量など足りているかみます。黄疸が残っていないか、先天性股関節脱臼の有無、心臓の雑音がないかなどを主にみます。赤ちゃんの出血予防の為、ビタミンKのシロップを飲みます。
(2) 3~4ヶ月健診 体重が生下時に比べて2倍になっているか、首の座り、音のする方向に顔を動かすか、男の子だと陰嚢水腫や停留睾丸はないか、女の子だと外性器が閉鎖していないか、あやすと笑うかなどをみます。この時期は先天性の病気が隠れている場合もあるので、筋肉の緊張具合も合わせてみます。
(3) 6~7ヶ月健診 寝返りやお座りができるか、顔にかぶせた布をとろうとするかなど、運動機能が順調に発達してるかみます。あと外のおもちゃなどに関心を示すか、人見知りなどもあるかなど精神的な成長もどうかみます。あと離乳食の進み具合も聞かれますのでわからない事があれば相談しましょう。
(4) 9~10ヶ月健診 体格運動機能の発達の個人差も大きく、中には歩き始める赤ちゃんもいますが、つかまり立ちをしようとするか、ハイハイはどうかなどの運動機能の発達を主にみます。歯の生え具合や離乳食の進み具合をみて2回食~3回食になる時期でもあります。パラシュート反応(腹ばいにして倒し両腕がでるか)などの神経の発達をみます。予防接種の進み具合を確認し、特に3種混合が開始されているかみていきます。
(5) 1才健診 別名お誕生健診とも言われています。乳児期~幼児期への移行期なので育児の節目の健診です。ひとり立ち~伝い歩きなど運動の発達をみます。1才過ぎて歩く赤ちゃんもいますので、歩いていなくても大丈夫です。言葉に近い「ママ、パパ」など発していたり、大人のいう言葉への理解(ちょうだいと言うと持っている物を渡す)、またお気に入りのおもちゃなどで遊ぶか、周囲の関心の高まりがあるか社会性があるかみます。ママにとっても頑張ってきた1年の育児の振り返りにもなりますので、有料ですが受けていきましょう。

私も以前赤ちゃんの電話相談をしていた時期がありました。割合多かったのが健診に行って帰ってからの相談が多かったようです。多くの赤ちゃんをみて自分の赤ちゃんと比べて心配になったり、健診従事者の何気ない言葉で不安になったり、「様子をみましょう」というお医者さんの言葉に「どうやって???」の相談もありました。一言で「健診」と言ってしまえばそれまでですが、もっとゆっくり相談したり子育てのサポートの場である意識がもっと高まる様願ってやみません。次回は1才6ヶ月、3才児健診についてお話します。皆さんよいお年をお過ごしください。

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◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

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