第51回 「ターザン的マタニティーライフのすすめ」(2) 食事編
先月 3月18,19日と NPO自然育児友の会主催の「マザーリングフェスタ2005」がありました。そこのワークショップで「きょうからできるベビーマッサージ」と題して、すぐ今日からお持ち帰り用のベビーマッサージを提案してみました。私がやっているベビーマッサージは22個の手技があるのですが、忙しく時間がない時やベビーマッサージをしようとは思っていても気持ちに余裕がない時などにお風呂上りなどにベビーローションやハーブジェルなどの保湿剤をつける感覚で手軽に気軽にやってみましょうというプレゼンです。ちょっと難しい手技は除いてすぐ覚えられるパーツを半分ぐらいにコンパクトにまとめてやってみたのですが、思った以上におもしろく参加者の方には好評でした。教室にきちんと通わないとベビーマッサージができにくかった印象があったのですが、「これなら洋服の上からでも遊んであげられますね」と赤ちゃんのあやし方も学んでいただけたようです。なんと40人組近い人の参加でしたが、狭いなりに隣の赤ちゃんとママとのスキンシップも取れたようで私もとても勉強になりました。
また私が主催している、「ベビーマッサージ教室 カモマイル」のH.Pが出来ました。http://www5.ocn.ne.jp/~mamacare/ 掲示板もありアシスタントの人たちの個々のプロフィールもありこれから少しずつバージョンアップしていきますので、どうぞお楽しみに!
さて今回のコラムは第2弾!「ターザン的マタニティーライフの過ごし方」食事編です。
妊娠すると、「この食事の栄養がお腹の赤ちゃんに行くんだわ~」と考えるようになり、市販品などでもなるたけ添加物や着色料、保存料が入っていないものを選ぶようになります。何か買うときも裏の成分表でチェックしたり、日頃入りなれていない自然食品屋さんに行ってオーガニックのものを選ぶ妊婦さんが最近増えているようになります。すべてそれでまかなう人もいますが、調味料とか小麦粉だけ取り入れてみたり無理なく継続できるのが自然でいいですね。
それを個々にご紹介してみたいと思います。
- 1. なるべく精製していないものを摂りましょう。
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我が家では長男を妊娠した時から「胚芽米」にしました。お米で栄養があるのは胚芽の部分でいわゆる「芽」といわれる所です。ここに多くのミネラルやビタミンが入っていてとても栄養があります。食感も普通のお米と変わりませんし、時々はお米屋さんの精米機で7分づきにしてもらったりもします。
妊婦さんも便秘傾向になりやすいので、玄米や雑穀米を食べるととても快腸になりお肌が調子もよいようです。よく妊婦さんの集まりには雑穀米と玄米を合わせて、ひじきご飯の元と一緒に炊き込み、おにぎりにして差し入れたりします。ルクルーゼの鍋や圧力釜で炊くと本当に柔らかく普通の炊き込みご飯と変わらない美味しさです。
またパンも白くて柔らかく油脂が多いパンより、全流粒やライ麦などで作った雑穀パンがよいでしょう。噛み応えもあり満腹感もあり意外と和食のおかずに合うのでとてもヘルシーですね。
今の日本の食卓は精製しているものが多く、それがアレルギーの要因になっているとまで言われています。食物繊維が多いと食物の有害なものも一緒にとりこんで外に排出してくれるので身体にはよいのです。毎日だと負担に思う人は、無理せずまずは週末だけからでも始めませんか?
2. 過剰な異種蛋白を取り過ぎないようにしましょう。- 一昔前は妊娠したら二人分食べましょうとか、カルシウムの補給には牛乳をゴクゴクの見ましょう。とか言われた時代もありましたが、今の妊婦さんが置かれている社会状況や社会環境を考えると(勤労妊婦さんの増加で外食が多くなりやすい)改めて食生活を見直さなければなりません。
人間以外の蛋白を異種蛋白と言いますが、アレルギー予防の上からも牛乳、卵は取りすぎない様に、お魚やチキンや赤身のお肉、豆腐などからバランスよく摂取しましょう。毎日単一の蛋白だけだとアレルギーになりやすいようです。たとえば今日は豚だったら、明日はチキン、次の日はお魚というように回転していくのが理想とされています。ちなみに私はアトピーの体質なので、妊娠中は牛乳、卵を主に控えて、小松菜やじゃこ、植物性蛋白(湯葉や豆腐、大豆、厚揚げ、油揚げなど)からカルシウムをとり、毎日青汁を飲みました。お蔭様で息子達の肌はアトピーもなくノンアレルギーです。
妊娠8ヶ月~生後8ヶ月は異種蛋白には気をつけましょう。(8の法則と言います)
3. 調味料に気をつけましょう。
毎日使う塩と砂糖もまずは精製していないものを選びましょう。煮物などにはきび砂糖や黒砂糖のほうがコクがでてとても美味しいものです。塩も我が家では沖縄のにがりやミネラルたっぷりの塩を使っています。美味しい塩だと牛肉のステーキも甘みを引き出してくれるのでお肉本来の旨みがわかりとても美味しいものです。
あと市販品のマヨネーズやソース、しょうゆ、ドレッシングも低塩分や低カロリー、ハーフカロリーのものが出ています。そういうものも上手に利用してみましょう。低カロリーでも沢山つけてしまうと元と同じカロリーになってしまいますので、適量をかけましょう。私も妊娠したらまず調味料で変えたのが「減塩しょうゆ」でした。味も全くかわらないので今もそれを使い続けています。「妊娠したら減塩しょうゆに!」は私の口癖です。
4. 臨月になったら毎日納豆を食べましょう。- 納豆が嫌いな人には申し訳ないのですが、納豆にはビタミンKといい赤ちゃんの出血傾向を抑えるビタミンが入っています。狭い産道を通ってくる時の頭蓋内出血や、新生児メレナといい消化管出血の予防にもなります。苦手な人は薬味を沢山いれて、パンの上にのせて溶けるチーズをのせてトースターでピザ風にすると意外に食べられるようです。
5.サプリメントに頼りすぎないようにしましょう。- 母親学級でもサプリメントの質問がここ最近増えてきて、「特に鉄分、カルシウム、葉酸を摂ったほうがよいか?」という質問です。今はマタニティー用のサプリも出ているので手軽に効率よく取れるようですね。たとえば悪阻が持続し食事が取れないときや外食が多い時などの一次的な使用はよいと思いますが、基本は食事から栄養やミネラルを摂るべきだと産婦人科のDrは言います。結局赤ちゃんが生まれて離乳食を作るうえでも、食べない=サプリの図式とはいきませんから、なるべくマタニティークッキングをして、今までの食生活を見直すよい機会にとらえていただきたいなあと思います。今は多くのハーブショップでマザーズハーブティーと言い、ハーブティーから鉄分がとれるネトルティーや子宮強壮作用があるラズベリーリーフティーも出ています。こういうもので日頃のお茶タイムから充実してみるのもよいでしょう。
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ネトル

ラズベリーリーフ
6.青菜を沢山食べましょう。- 妊娠中から青菜(ほうれん草、小松菜、春菊、水菜、たらの芽、大葉、パセリ、クレソン)などをゆでて胡麻和えにしたり、ゆでたりして沢山摂りましょう。
保存料や着色料など有害な物質を外に出してくれるだけでなく、血液をとても綺麗にしてくれます。(特にクレソン・・・画像は人参とクレソンのサラダです)一日青菜が食べられなければ、青汁を飲みます。とても血液の質がよくなり、赤ちゃんに行く血液もさらさらの良質なものになります。
結果、お乳の質もよくなり産後も初乳がでやすくなりほんのり甘いお乳になります。牛も牧草を食べて美味しい牛乳をだしますからね。

妊娠、出産、子育ての時期は忙しく過ぎていきますが、むしろ本物を見つけられるとてもよい機会です。この見直しは子育て時期のみならず、生活習慣病予防や健康的な食生活の見直しにもつながっていきます。さあ、今日の食卓から見直してみませんか?

◆プロフィール
東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/












