香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第70回 妊娠線のメンテナンス

OS-1早いものでもう師走になろうとしています。赤ちゃんも冬になると、特有の嘔吐、下痢症、インフルエンザなども流行し脱水を心配するママも多いと思います。今は赤ちゃん用のイオン飲料なども出回るようになりましたが、今、私がオススメのものはOS-1(経口補水液)http://www.otsukakj.jp/2products/02foods/大塚製薬のものです。まだ聞き慣れないものですが、スポーツドリンクなどと違い、電解質をすばやく補給できるように、ナトリウムとブドウ糖の濃度を調整した飲料です。いわば飲む点滴のようなものです。特に発熱、嘔吐、下痢や過度の発汗による脱水状態等に適したもので、すばやく胃から吸収されるのが特徴です。まだまだドラッグストアーなどでも見かけませんが、調剤薬局などに置いてある事が多いので、見かけたら1本購入しておくと、年末~年始にかけて安心かもしれません。

今回はこの秋冬号の「生活の木」の情報カタログにも掲載させていただきました、「Mid Wife あさいのプレママライフ」から
妊娠線の予防について重複しますが、補足を加えて述べていきたいと思います。

1.妊娠線とは
急激に大きくなったお腹や太もも、乳房の真皮の伸びがついていけなくなり、皮下組織の断裂の事を総称して言います。

では、まず妊娠線ができやすい体質の人って・・??
(1) 皮膚の柔軟性が少ない、乾燥肌タイプの人や高齢妊娠(35才以上・・特に40代の妊娠)の人 (2) 体重の増加が12kg以上の人 (3) 痩せている人 
 
 
(4) 冷え性体質の人 (5) 多胎妊娠の人  
 
結果、適度な運動をして体重のコントロールが出来、(8kg以下の人はほとんどできません)皮膚の保湿を保ち、皮膚の進展性を高めればできにくいという事になります。予定日近くなり、お腹が大きくなってくると下腹部が特に見えにくくなりますので、そこも気にしてトリートメントしてあげましょう。(ここは一日でピリッとできてしまいます)


日々妊婦さんに色々なオイルやマッサージで自己研鑽を深め、いきついたのが「浅井式ストレッチマークトリートメント」です。これはサロン(Quenn Mammy)やプレママ★アロマ教室でも人気が高い一つです。
まずキャリアオイルですが、乾燥肌の人にはホバ、年齢が高く、皮膚の柔軟性を高めたい時はアーモンドオイル、マカデミアナッツオイルを使用します。妊娠して汗が多くでる人や夏場にはグレープシードオイルを使用することもあります。あとスクワラン(深海鮫のオイル)もとても伸びがよく使用している妊婦さんも多い様です。
現在市販のストレッチマッサージ用はほとんどがローションで、いくつかクリームもあります。ローションはベタツキがなくさら~っとして使用しやすいのですが、お腹の皮膚組織には油分が細胞をより伸展しやすくなるようです。
結論はローション<クリーム<オイルのほうが出来にくいという事になります。

この画像の大きな妊婦さんの画像ですが、すごいでしょう~双胎なんですよ。彼女は早くから「妊娠線は双子だから出来ちゃいますよね」としょんぼり相談にいらっしゃいました。私も正直双子で妊娠線が出来ていない人を見た事がなかったので、「厳しいですよね~でも皮膚をいたわる気持ちでやってみましょう」と18週の頃からセルフマッサージのやり方を指導いたしました。
そしたらなんと、妊娠35週の時点で腹囲が104cm、赤ちゃんの推定体重が2200gと2100gなのにも関わらず妊娠線が一本たりとも出来ていないのです!こんな綺麗な妊娠線のない、双子のお腹をみるのは、助産師歴23年で初めてでした!!この画像を送って来てくれ時、感動で涙がじんわり流れてしまい、本当に本人の頑張りと、良く耐えて伸びてくれたお腹の皮膚に感謝を運びました。
彼女のブレンドオイルはホホバオイル+ローズウッドです。やはりオイルと精油の力は偉大です!最終的に11月中旬に無事、双子で二人とも2400g代(合わせてほぼ5kg)の元気な女の子が誕生いたしました!

2.精油を加える場合は?
キャリアオイルのみでも十分ですが、精油の効能もブレンドするとより効果的になります。代表的な精油の紹介と注意点をご紹介いたします。

マンダリン: 皮膚を柔らかくする効果があり、妊婦さんが好む柑橘系の香りです。
フランキンセンス: 別名 乳香とも言い、皮膚細胞の成長を促進し、しわ、たるみなどのお肌の若返りの効果が期待できます。
ネロリ: 値段が高いのですが、皮膚のしわやたるみを防ぎ、お肌に張りを与えます。特に高齢妊婦さんにオススメです。
ローマンカモマイル: 腹帯やガードルなどで湿疹ができやすくなると炎症を抑える働きがある、この精油をブレンドします。

キャリアオイルとブレンドするの濃度は0.5%~1%以内とします。(キャリア30mlに対して3滴~6滴)2種類までブレンドしても構いませんが、あまり欲張らず1種類のみの香りをその妊娠月齢の雰囲気や体調に合わせて変えてみるのもよい方法です。

浅井式おすすめブレンド:ネロリ+マンダリン、真正ラベンダー+フランキンセンス 、ローズ+マンダリン

気をつけて欲しい事は精油を混ぜてブレンドした時は肘の内側などでパッチテストして反応を確認してからお腹のマッサージに移りましょう。妊娠前は大丈夫な精油も妊娠時期の体調によって、皮膚反応が強くでる場合もあります。キャリアオイルのみでも確認すると尚よいと思います。あと切迫早産気味の人はマッサージする事により、それが刺激になってお腹が張りやすくなりますので、そういう時はお休みをして決して無理をしないで下さい。

注)また精油を加えたマッサージをする場合は妊娠6ヶ月(妊娠20週)以降にしましょう。またマッサージに使う精油をブレンドする場合は助産師やアロマセラピストの指導の元に行ってください。

欧米では父親になるパートナーが母親になる妊婦さんのお腹をマッサージする習慣があります。こうすると胎動も感じやすくなるので父性愛の成長にも役立ちますし、なんといってもお互いの命の誕生を待ちわびる気持ちが高まります。
こういう時から育児や子育ては始まっているのかもしれませんね。

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◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

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