香りで迎える2012 12/26~1/24
HERBAL MAGAZINE マガジン

第77回 産後ピラティスのすすめ

最近、妊娠中の母親学級でも「産後のガードルはいつからつけていいのですか?」「やはり産後は産んですぐきつめに締めないと元に戻らないのですよね」という相談を多く受けます。出産する前から体型を戻す事に興味がある人が増えてきました。産休や育児休暇あけで職場復帰する人が増えてきた事もあるのかもしれません。

締める=元の体型に戻るという間違った神話がまだまだ健在のようです。
10ヶ月間の長い妊娠期間と約半日~一日かかる分娩により骨盤周囲の靭帯や関節、深層筋はかなり伸びやすくなりダメージが起こります。また妊娠中の体重の増加の激しい人は腹直筋も伸びやすくなり、下半身の脂肪も多くなります。
産後のたるんだお腹をみると、誰でも早くなんとかしたいと思う気持ちはよくわかります。
高価なウエストニッパーで締め上げれば、みかけは細く見えますが、取れば元の木阿弥です。ただ余分のお肉を上下に逃がしているだけにすぎません。産院を退院する時に、すぐニッパーを装着して気分がわるくなり倒れる人が実はかなり多いのです。
妊娠中はゆったりした服を着ていたのに、産んですぐ体調も元に戻らない大事な時期にキュ~~って締め上げたら呼吸も乱れて当然です。
では、どういう経過で産後のボディーをリセットすればよいのでしょうか?第52回のコラムも合わせてご覧ください。

1. まず母乳を沢山あげましょう。
母乳を分泌すると、子宮を元に戻すオキシトシンというホルモンがでます。母乳の消費カロリーは一日に700Calも出て、お乳をあげるだけで、水泳を2時間泳いだぐらいのエネルギーを消費します。
腹筋を締める前に骨盤の中の子宮を元に戻し、産後の悪露(出血)を出し切る事が第1です。
産後の悪露が出し切らないうちにニッパーなどで締めると、悪露の排出が悪くなり産後熱がでたり、頭痛や疲れやすくなります。

2. 授乳の姿勢に気をつけましょう
赤ちゃんを抱っこして授乳をするとよく床や畳に座りあぐらの姿勢でお乳を上げている人がいますが、骨盤が開きやすくなるのでオススメしません。なるべく椅子やソファーに座り足を閉じて授乳する事が大事です。片足を組んでお乳をあげる事も多いですが、ゆがみの原因にもなります。こまめに交互に組みなおしたり、クッションやバスタオルなどで赤ちゃんを支えましょう。

3. 産褥体操をしましょう。
出産した翌日から足首などを回したりする産褥体操というものがあります。
http://www.meiji-hohoemi.com/mamapapa/shapeup/taisou2.html
お産で疲れた身体を回復させ、悪露の排出をよくする効果があります。やった人とやらない人ではかなり産後の回復に差があります。お産する病院にパンフなど置いてありますので、もらっておくとよいでしょう。継続は力なりです。産褥体操が終わったら次の産後ピラティスにGO!です。

4. 産後ピラティスをして、自分の筋肉をガードルに仕立てあげましょう。
ピラティスって?スポーツジムのようなリフォーマーがないとできないもの?ではありません。基本は呼吸と日々の姿勢の確認から始めます。実は呼吸だけでも立派な腹筋のピラティスになるのです。産後は出産によって広がった骨盤や前傾姿勢が多い日々の育児による骨格のゆがみをリセットするにはとても良い、ゴールデンタイムなのです。この時期によりよくリセットできた人は、産後半年前後で必ず起きるぎっくり腰の予防にもなり、なおかつ赤ちゃんのお世話で疲れないしなやかな身体ができます。
この時をのがす手はありません。詳細は私が監修した子連れOKの「産後専門ピラティススタジオ PRANA」 http://www.prana-pilates.jp/ のHPをご覧ください。
いくつかのポーズを実際に健康運動指導士でもある池田 浪先生にここのコラムだけに特別に披露してくれましたので、ご紹介しますね。なかなか深層筋は意識しにくいものですが、そこをフォーカスして筋肉の解剖図で詳しく説明してくれます。
そして自宅で出来るようにポーズの画像もいただけます。そして極めつけはピラティスレッスンの後、先生直々に産後の疲れを取るリフレクソロジーもしてくれます。
ママと赤ちゃんは一緒にすやすや、子育ての疲れをリセットして、また明日から綺麗で元気なママを取り戻してください。
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◆プロフィール

東京都調布市在住、助産師大学病院、未熟児センター勤務の後、結婚を機にフリーとなる。現在近隣の市区町村で、母親学級、育児相談、新生児訪問を行う。「ベビーマッサージ教室、カモマイル」、マタニティー専門トリートメントルーム「Queen Mammy」を主宰、アロマテラピーを用いた産前、産後のケアの他、最近はサロン、スパ施設などのマタニティーメニュー導入、立ち上げにも力をいれる。また、三鷹市のスポーツクラブ(レアレア、セサミスポーツクラブ、ティップネス国領店)でマタニティスイミング、アクアビクスのインストラクターも兼任する。
浅井貴子さんホームページ:http://www.mid-wife.info/

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