6月のハーブガーデン
ガーデンを取り囲む黄色の花"ヒペリカム"や、
ピンク色の花"クラウンベッチ"が見頃を迎えています。
一方、ひっそりとコスモスが芽を出しゆっくりと成長しています。
「夏がくるぞ!」と思いつつ、「秋も来るんだな」とほんのり感じています。
梅雨、この時期ならではの花を紹介します。
小さな装飾花が美しく繊細に咲く、アナベル。
古代ローマ語で「愛すべき」を意味する男性名アマビリスを
女性名に変え、アナベルと付けられました。
円錐形に花を付ける、カシワバアジサイ。
柏の葉に似ている葉は、秋には深みのある赤に色づき
ガーデンをシックに彩ります。
梅雨入りの頃に咲き始める、タチアオイ。
てっぺんの花が咲くと梅雨が明けると言われています。
タチアオイの観察は、梅雨の時期の楽しみです。
その他に見頃なハーブ。
背丈60㎝~100㎝のにもなる、エキナセア。
中心部が固くトゲトゲしていることから、
ギリシャ語で「ハリネズミ」と付けられました。
乾燥させて、ハーブティーに利用します。
株全体が綿毛で覆われている、ラムズイヤー。
「羊の耳」の名のように、ふわふわした触感が気持ち良い。
和名も可愛く、ワタチョロギと言います。
スカイブルーの花が咲く、チコリ。
根は煎ってノンカフェインの飲み物チコリコーヒーとして
また、葉はサラダや炒め物に利用します。
花は一日で枯れてしまう一日花です。
キリスト教の「受難」が語源、パッションフラワー。
花の子房柱は十字架、雄しべは釘、巻きひげはムチ、
葉は槍を表すと言われています。
雄しべの下に、カナブンがいますよ。
黒種草とも言われる、ニゲラ。
ニゲラの中でも"Nigella sativa"の種は
ブラックシード・ブラッククミンと呼ばれ、
スパイスやスーパーフードとして利用されています。
香りや触感を楽しめるメディカルハーブ。
ガーデンにお越しの際は、
ハーブの葉を優しく触ってみてください。
今月も、ご来店おまちしています。