9月のハーブガーデン
9月に入り猛暑も一段落、ガーデンの緑が濃くなってきました。
アーチに巻きついているのはつる性の「ホップ」です。
今年は開花が遅く、やっと毬花が膨らみ始めてきました。
毬花の中の「ルプリン」と呼ばれる黄色い粒子が、
ビールの香りや苦味の重要な役割をしています。
今年も「パンパスグラス」が立派に育ってくれました。
2月の大雪で押しつぶされ、穂を出すか心配していたのですが
あっという間に穂を伸ばし素敵な姿を見せてくれました。
去年になりますが、パンパスグラスの名前札を見たお客様に
「おむつと関係があるの?」と質問され驚いたのを思い出しました。
名前の由来は、南米のパンパ地方に生えている草、パンパは草原地域の名前になります。
「植物からおむつが作られているのかと思ったわ。」
新しい発想に驚き、肩の力が抜けたのを覚えています。
今月のガーデンの見どころを紹介します。
お花をお茶に利用する「イングリッシュラベンダー」です。
開花期は6月ですが、条件がよければ狂い咲きと言われ
秋口にもお花が咲いてきます。
紫色の果実がかわいい「ムラサキシキブ」。
果実にはビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれ、
抗菌作用にも優れています。
昔から藍染の染料として栽培されている「アイ」。
藍染には開花前の茎葉を採取し、ミキサーにかけ布でこした液を使用します。
写真の中に「橙(だいだい)」の実はいくつ映っているでしょうか。
濃いグリーンの実が5つ映っています。
茎・葉から「プチグレイン」花から「ネロリ」果実から「ビターオレンジ」
の3種類のオイルが摘出されます。
果皮はマーマレードにして食べることができます。
この植物はご存じですか。
今の時期、黄色い花を咲かせている「落花生」です。
冬には育てた落花生で鳥用の「ピーナッツリング」を作ります。
葉の下に可愛い花が咲いているので来店の際に覗いてみて下さい。
今月もご来店お待ちしています。