11月のハーブガーデン
立冬も過ぎ、暦の上では早くも冬となりました。
この時期と言えば紅葉でしょうか。
薬香草園のモミジバフウは10月末から色づいてきました。
葉が赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、
黄色に変わるのを「黄葉(こうよう・おうよう)」、
褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」と区別されますが、
厳密に区別するのが困難な場合が多く「紅葉」として扱われることが多いそうです。
スギやケヤキは褐葉する種類になります。
今月も見どころを紹介します。
まずは、「レモンマリーゴールド」。
葉には柑橘系の強い香りがあり、根からの分泌液がナメクジやセンチュウを
寄せ付けない効果があると言われています。
ガーデンツアーではお客さまにハーブの香りを楽しんでもらいますが、
ハーブの中でも好き嫌いが分かれる強い香りだと思います。
寒くなっても緑が綺麗な「ヤロウ」。
スウェーデンでは古くからビールの製造やリキュールの風味付けに
利用されていたそうです。
生の葉をサラダにしたり、全草を乾燥させてお茶に使用します。
赤と白のツートンカラーのお花を咲かせる「チェリーセージ ホットリップス」。
ホットリップスのお花は少し変わっていて、気温が低いと白色が多くなり、
気温が高いと赤色が多くなります。2~3㎝程のかわいいお花です。
栄養価が高い「食用ホオズキ」。
「ゴールデンベリー」の方がなじみがあるでしょうか。
ペルーではインカベリーとも呼ばれ、デザートやジャム、ジュースやワインなど
古くから一般的に食べられています。甘酸っぱく美味しい実です。
ガーデンで「ラッカセイ」が実りました。
6月から種を蒔き10月に収穫、去年よりも沢山の実をつけてくれました。
食べても美味しいのですが、冬期の野鳥のご飯となる"ピーナッツリング"を
作るために育てた落花生です。
冬期は野鳥たちの可愛い姿もぜひ見に来てください。
今月も温かい美味しいハーブティーをご用意し、
お客様のご来店をお待ちしています。