11月のハーブガーデン
少し遅ればせながら薬香草園の紅葉も始まり
お庭が秋らしい色彩に満ちてきました。
ピンホイールマリーゴールド
勢い良く咲き出したピンホイールマリーゴールド。
ピンホイール=風車の意味で
ポップな配色の花びらは、まさしく風車のように見えます。
ヒース
元々はヒース荒地で育つ植物をヒースと呼びます。
ハーブとして使われるのは、ツボ型でピンク色の花を付ける
日本で最も多いジャノメエリカ。
和名では、花の真ん中の黒い部分から
「蛇の目エリカ」という意味が付けられています。
どんぐり
秋の実でなじみ深いどんぐりも実り始めました。
どんぐりには、ナラ類・カシ類・シイ類の3種類があり
薬香草園で見られるのはカシの木のどんぐりです。
帽子のような部分がしましま模様で
全体的に丸っこいシルエットが特徴です。
ローズマリー
飲食からポプリにクラフトまで
とっても万能なイメージのローズマリー。
10月頃から翌年の5月頃まで
長く花が楽しめることも魅力です。
モミジバフウ(紅葉葉楓)
漢字に「楓」の字が入っていますが
メープルで有名なカエデとは別の種類です。
モビールやリース飾りに大活躍の実が
今年も徐々に実り始めています。
11月後半
ローゼル
萼(がく)をお茶やジャムにすることができるハーブとして
有名なローゼル(ハイビスカス)です。
一輪の開花期間は短めですが
赤い茎にクリーム色の花はお庭の中で目立ちます。
カリン
青りんごのような果実が
ハッキリ確認できるほど枝に大きく実っています。
木肌も個性的でとてもインパクトがあります。
ズミ
さくらんぼのような実がたくさん付くズミは
実が酸っぱいことから「酢実(ズミ)」とも言われています。
春に咲く小さな白いお花の時期も素敵です。
絵になるひととき
AM:11:00
10月末頃
気持ちの良い秋晴れの日。
全開に開いたふわふわのパンパスグラスを背景に
真っ赤な実をたくさん付けたズミの枝が
美しい陰影を見せてくれていました。