薬香草園

2月のハーブガーデン

2020.02.15

茶色い葉っぱや棒状になった木々が目立つ中
美しい緑の葉っぱの常緑樹や、芽吹きを感じさせる蕾の数々。
寒い時期にしか見られない植物たちの様子を覗いてみて下さい。
 
 
 
モミジバフウ
 
秋頃から紅葉とたくさんの実がなる姿をご紹介してきたモミジバフウ。
枝の先端に一個ずつ、まるで紐で結ばれているように実が付きます。
実際は紐に見える部分も細い枝なので揺れ動くことはありませんが
とてもユニークな実の付き方にファンが多いです。

 モミジバフウ(実の付き方).JPG

 

 
 
ユーカリ
 
成長が早く、乾燥にも強いユーカリ。
薬香草園に植えられた時は150㎝くらいの幼い木でしたが、
ユーカリは成長が早く、どんどん大きくなっています。
オーストラリアのイメージが強いですが、実は世界各国で育てられ
500種類にも及ぶほど品種も多数存在します。

ユーカリ.JPGユーカリ(葉UP).JPG
 
 
 
 
ヒース
 
開花時期が長く、暖かくなるまで花を楽しめるヒース。
今まさに満開を迎え、晴れた日には青空にピンク色が良く映えています。
花の付いた枝を触ると花蜜でペタッとくっ付く感触があり
キャラメル色で濃厚なハチミツが採れます。

ヒース.JPG
 
 
 
 
ローリエ
 
ローレル、ゲッケイジュ、ベイリーフといろいろな名前があるローリエ。
料理で使え、庭木としても育てやすいため、世界中から愛されています。
スタンダード仕立てと呼ばれる、一本の幹だけを垂直に伸ばし
その頂部だけに枝葉を茂らせる剪定の仕方は、
目の高さに花やボリュームが来るのが魅力的です。

ローリエ.JPG
 
 
 
 
サラダバーネット
 
ギザギザの葉っぱがチャームポイントのサラダバーネットは、
きゅうりのような爽やかな香りがするハーブです。
その名の通りそのままサラダに入れたり、チーズやバターに練り込んで使えます。
寒さ暑さにも強く、タイムやパセリなどと合わせた
キッチンハーブの寄せ植えにもオススメです。

サラダバーネット.JPGサラダバーネット(葉UP).JPG
 
 
 
 
シャクナゲ
 
大きく豪華な花が咲くシャクナゲに蕾が付き始めています。
西洋では春を彩る花木として庭に欠かせない存在です。
見映えのする花を求めて世界各地で改良され、
約5000種類を超える園芸品種があると言われています。

シャクナゲ(蕾).JPG

 
 
 
 
カラタネオガタマ
 
カラタネオガタマは日陰でも良く育つ樹木で、
真冬でも明るい黄緑色の葉で茂っています。
4月下旬頃に咲く花は小さく目立ちにくいですが、
バナナのような甘く強い芳香を放ちます。
芽吹いて来た褐色の毛で覆われたツボミが育っていくのが楽しみです。

カラタネオガタマ(蕾).JPG
 
 
 
 
ムスカリ
 
壺状の花を鈴なりに咲かせるムスカリ。
耐寒耐暑性に優れ、植えっぱなしでも毎年よく咲いてくれます。
花壇の縁取りやグランドカバーにもでき、他の植物と合わせやすいため
寄せ植えやガーデニングに欠かせない早春の花です。

ムスカリ.JPG
 
 
 
 
四季咲きミモザ
 
春に人気のミモザ。
薬香草園にはギンヨウアカシアとは別の四季咲き品種も植わっています。
ギンヨウアカシアより葉が細長く、少し大きめの淡い黄色の花が付きます。
春を告げるミモザのペールイエローが寒さの中にもチラホラ見えて来ました。

四季咲きミモザ.JPG四季咲きミモザ(葉UP).JPG
 
 
 
 
 
絵になる風景
 

ローリエ (2).JPG
AM11:45
薬香草園の「この木なんの木」ローリエ。
企業のCMソング制作の際、木についての詳細が不明だったことから
あの有名な「この木なんの木気になる木」というメロディーが生まれたそう。
ローリエは、天然でこのようなキレイな形にはならないので剪定していますが
お庭の階段を上がった先に見えてくる丸っこい姿に愛らしさが感じられます。

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