6月のハーブガーデン
6月のハーブガーデン
少しお天気がぐず付き始め
乾燥気味の環境が好きなハーブ達にはやや過酷なシーズンとなりました。
束の間の晴れ間に撮影したキラキラした植物の姿をご覧ください。
リンデン
たわわに付いた蕾が遂に弾けるように開花しました。
木の下を見上げながら歩いているとほのかに甘い香りが漂ってきます。
ハート型の葉っぱから風に揺れる花の姿が可愛く、
毎年待ちに待ったお庭のベストシーズンです。
ラバンディンラベンダー "グロッソ"
丈夫で香りも強いとされるグロッソの蕾が今年もたくさん付きました。
じつはこの蕾の頃が最も香りがするため
ポプリやラベンダーバンドルズなどに使用する場合は
蕾が紫色に色付いた開花前に収穫することがオススメです。
エキナセア
お花の存在感抜群のエキナセア。
ハーブティーとしても利用できるエキナセア"パープレア"の他に
黄色や白、真っ赤など色とりどりの園芸種も
お庭を賑やかにしてくれるお花として魅力的です。
ベトニー
あまり注目を浴びる事の無いハーブですが
開花時期になると「この花の名前は何ですか?」と良くお声を頂きます。
葉っぱをドライにするとハーブティーとして楽しむこともできます。
フィーバーフュー
葉っぱの香りが強く、虫を寄せ付けにくいため
バラのコンパニオンプランツやポプリにも最適です。
草丈50㎝ほどで枝先いっぱいにこんもりお花が咲きます。
ボッグセージ
沼地で生息するセージです。
日陰や水はけが悪く、他のハーブが育たない場所などでも
元気に育ってくれます。
草丈は80㎝ほどに伸び鮮やかなスカイブルーの花が咲きます。
ニンジンボク
繊細な葉に華奢な薄紫の花が涼し気です。
小さな花ですが、開花した途端にミツバチ達が
たくさん集まって来ています。
ブルーベリー
ブルーベリーが今年も実を付け始めました。
一本では実のならない樹木なので違う品種を近くに植えて育てています。
そして実を付けるのに大切な受粉は、ミツバチ達が大活躍してくれています。
マーレイン
ビロード状の大きな葉っぱが特徴的なマーレイン。
気温と共に草丈を伸ばして黄色い花を付けました。
こぼれ種からも育つ丈夫さがあり、葉っぱはアレンジメントにも利用できます。
サルビア・ガラニチカ
別名をメドウセージと言います。
美しい青紫色と旺盛に良く育つ丈夫さが人気の観賞用セージ。
葉の香りの良さも魅力的です。
カシワバアジサイ
葉が柏のようなことから名前が付きました。
うっすらグリーン掛かった円錐状の花が上品な美しさです。
ボリュームがあり、ドライフラワーにしても素敵です。
アジサイ "アナベル"
アジサイは、やはりこのシーズンの代表花ですね。
その中でも白い小花がこんもりしたアナベルは
茎が華奢なのでさらにボリュームが増した印象になります。
繊細なニュアンスを持ちつつ、存在感のあるお花です。
ヤマボウシ
花のように見える先端の尖った白い部分は
じつは蕾を包む葉っぱが変形したもの。
秋になると枝葉の上にきのこのように出てきて
オレンジや黄色などポップカラーのユニークな実が付きます。
シロバナヤエウツギ
釣鐘型の白い八重咲きの花が咲き誇っています。
枝に連なるようにたわわに花を付け、しだれるほどのボリュームが
スロープ沿いの風景を華やかにしています。
ヒペリカム
日に日に花数が増え、ヒペリカムの垣根が花でいっぱいになりました。
目の覚めるような黄色が太陽に照らせれて輝きます。
とても丈夫で草丈もすぐ高くなるため、薬香草園では垣根として活躍しています。
ネムの木
見上げると、大きな葉っぱが風に揺れて涼し気な印象です。
木陰も陽射しが強いほどひんやりと心地よさがあります。
ふわふわとした赤いユニークなお花が咲いた姿も素敵です。
タイサンボク
初夏の今頃、高い木の上に咲くクリーム色の大輪が
遠目にもハッキリと確認できます。
花の甘い香りに誘われて虫達も寄って来ています。
フロックス
ボリュームのある花が魅力のフロックス。
グリーンが美しいこの季節にとても目を惹いています。
フロックスは種類が豊富でピンクや淡いブルーなどのキレイです。
マートル
ツヤのある常緑の葉と白いポンポンのような花が可愛らしい。
花が満開になると、撮影スポットとして毎年注目を浴びています。
絵になるひととき
AM11:00
雲一つない晴天。お庭の緑も一層色濃くなりました。
ヒペリカムの鮮やかな眩しい黄色とラークスパーの白と青紫が
初夏の午前に良くマッチしています。
PM4:30
夕刻の日が傾き始めた頃
満開になったムリガニーのトンネルが輝いています。
この日は少し曇っていたのですが晴れ間での撮影時
グリーンのコントラストがとても美しい瞬間が撮れました。