11月のハーブガーデン

だんだんと気温も下がり秋から冬へと季節が移行していきますね。
この時期のガーデンでは、赤・黄・オレンジの紅葉景色がグリーンに良く映えます。
冬景色へと向かう束の間の秋の美しさをどうぞお楽しみ下さい。
　
　
　

【目を惹く紅葉】
　

モミジバフウ
　
緑混じりのグラデーションだったモミジバフウの葉が
11月に入っていよいよ赤くなってきました。
人の手よりも大きな葉っぱで覆われた姿はボリュームがあって見応えがあります。

　
　
　
ピンオーク
　
葉っぱが黄色から、光沢感のある茶色へと変わり
可愛らしい実も付いています。
地面に降り注いでいっぱいになった落ち葉を踏みしめる音も楽しいです。

モミジ（紅葉）

ヤマコウバシ
　
グリーンの景色にパッと映える透き通るようなオレンジ色が目を惹きます。
日頃はあまり注目されることがないヤマコウバシですが
紅葉の時期はフォトスポットとしても大人気です。

【秋だけ花を楽しめるセージ】

　
ローズリーフセージ
　
鮮やかなピンク色の花が玉のように付くローズリーフセージ。
開花期も長く、花の重みで少ししだれる姿も魅力的です。

　
　
　
アズレアセージ
　
空色のセージという名前が付いている
爽やかなブルーがキレイなセージです。
華奢な印象ですがとても丈夫で育てやすいです。

　
　
　
パイナップルセージ
　
赤い花が連なるように咲くとガーデンの中でとても目を惹きます。
フレッシュハーブティーとして利用もできる葉っぱを擦ると
パイナップルのような甘い香りがすることからこの名前が付けられています。

　
　
　
チェリーセージ
　
ガーデン内では赤い色が目に留まりやすいですが
柔らかな印象のレモンイエローやサーモンピンク、シックな濃いパープルなど、
様々な色の品種があり、好みの雰囲気を選ぶ楽しみもあります。

サルビアヒスパニカ（チア）
　
スーパーフードでお馴染みのチアシード。
良く見かけるのは種なので、お花の姿をご紹介。
1～2ｍほどの高さになり、薄いブルーの爽やかな印象のお花が咲きます。

【甘い香りやユニークな形のお花】

　
シュウメイギク
　
漢字で書くと「秋明菊」。名前に菊が付いていますが、アネモネの仲間です。
別名を「貴船菊（キブネギク）」とも言い、
お花の印象通り、上品でどことなく雅な雰囲気も漂います。

　
　
　
ヤツデ
　
大きな葉っぱに掌のような切れ込みがあることから由来します。
実際には9枚に切れているものが多く、「ヤツデ」は8つの葉ではなく
8という数字が持つ「たくさんある様子」から付けられたとされています。
ユニークな形の花も目立つようになってきました。

　
　
　
グミ
　
ドライフラワーのような花が枝いっぱいに付いています。
花の甘い香りに誘われてミツバチ達が集まり、
花の少ない冬に向けて蜜の収穫に大忙しです。
若い枝は良くしなるため、毎年クリスマスリースベースにも大活躍です。

【クリスマスやお正月飾りに大活躍な実】

　
ノイバラ
　
こちらもクリスマス飾りに大活躍するノイバラの実。
真っ赤に熟して、ツヤツヤに光る実がとってもキレイです。
収穫せずに木に残った実は野鳥達のご飯になっています。

　
　
　
ツバキの実
　
お花のような形ですが、これはツバキの実がはじけた状態です。
栗より少し大きいくらいの実の中に3つほど種があり、
実が熟してくると種を落とすためにこのようにはじけます。
形が可愛いので、リースやモビールなどクラフトにも良く利用されます。

ダイダイ
　
お正月飾りに乗せるダイダイ。
一株に数年代の実が成る姿から「代々続く縁起物」として定着しました。
今年も艶のある立派な実が付き、オレンジ色に色付いていくのが楽しみです。

　
　
　
　
　
絵になるひととき
　

AM9:00
11月上旬
気持ちのよい秋晴れの日。
ナツユキカズラの淡いグリーンの花が、風にふわふわと揺られて
より心地よい気分になれます。

PM6：30
11月中旬
満月の日に撮影した普段見ることのできない夜の薬香草園。

温かな光りが雰囲気を醸し出しています。