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ティートゥリー

2017.10.02 TEXT by Keiichiro Tsuda (Chief Aroma Blender)
ティートゥリー

幼少の頃は、今に比べ遊びの中で土や植物に触れることが多く、それらの香りや匂い、触感などを
今より敏感に感じとっていたと思います。
木の幹や枝葉、花や実から出ている樹液や蜜のようなものには共通する匂い要素があり、それが葉緑素なのかヤニなのか、
当時は気にも留めませんでしたが、大人になりティートゥリーを嗅いだ時、それらは人間でいうところの血液や体液なんだなと
感じるようになりました。植物が出す液体に共通する、緑々しく純粋で、"潔い生き物"の香り。

植物から抽出されるエキスや精油とは、人でいうところの骨髄や血液に当たる、いわば自身の命を燃やし続ける為の
ガソリンのようなものなんだと感じるんです。これは植物油の原料である種子から採られる有用成分も同じこと。
栄養素や何かしらの効能が含まれているのは想像しただけでも分かります。

よって、私は植物原料の成分含有の高い低いを見て、それら精油品質の良し悪しを決め、選り好みすることが嫌いです。
それらの含有がどうであれ、好きなように使っているのは人間なわけで、むしろ自然の恵みを活用させてもらっていることに
感謝すべきなんだと、つくづく思ったりします。

ティートゥリー(Melaleuca alternifolia)はフトモモ科の植物で、その種類は多数存在します。
シトロネラやレモングラスの香りに似た、同じフトモモ科のレモンティートゥリー(Leptospermum petersonii)、
ラベンダーの香りを宿した清涼なロザリナ(Melaleuca ericifolia)、
同じく清閑さと抗菌作用を謳われるニアウリ(Melaleuca viridiflora)やカユプテ(Melaleuca leucadendron)、
蜂蜜で有名なマヌカ(Leptospermum scoparium)など。オーストラリアや、ニュージーランド辺りから有名になった植物たち。
爽やかさだけではなく、香らせる空間を瑞々しく清潔な場所にしてくれます。


フレグランス、香粧品業界ではこれらのフトモモ系の精油は、香調分類の中にほとんど存在しません。
きっと演出や表現を目的とするフレグランス香気とは毛色が違い、もっと含有成分に着目されるべき素材だからだと思います。
世界的に栽培、精油化されているティートゥリーは、香料(香りづけ)目的で生産されているのではなく、
アロマテラピー素材としてヘルシーに活用され、期待できる効果が実証されているから。

ストレスや外から悪影響を与えてくる物質に対し、強い味方になってくれるティートゥリー。
フトモモ科植物全般が持つ力を、実感しているアロマテラピーユーザーが多いことがわかります。 
 
 
  

●おすすめブレンド
シャープで透き通ったな香りだからこそ、同族との組み合わせがしっくりきます。
柑橘ならレモンやライム。ハーバルより更に消毒っぽい香りが好きだという方はユーカリやクスノキと。
ウッド系だと、ヒノキやサイプレスなどがおススメです。
また無理にフレグランス調香に混ぜる必要はありません。適材適所で活用しましょう。

●私のティートゥリー使用例↓↓↓
①虫に刺されのところに「ティートゥリー+ラベンダー」を希釈した植物油を塗るとかゆみ等が気にならなくなります。
②洗髪時、シャンプーに「ティートゥリー+ローズマリー」を1滴づつ垂らして、頭皮をマッサージするように洗います。
③これからの乾燥する季節、精油を共に香らせられる加湿器に「ティートゥリー+パイン+ジンジャー」を加えてお部屋に潤いを与えます。
(※お肌への刺激性などは個人差があります。一例として捉えてください)

●ティートゥリーの注意点
ティートゥリーは樹脂素材(プラ)に近い成分が含まれます。
樹脂に侵食し、溶かしてしまう性質があるので、プラスチック容器の保管や、樹脂塗装のお掃除への使用はご注意ください。

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