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アーユルヴェーダ 生命に関する智慧

伝承医学における治療とは vol.3

2018.12.23 TEXT by Chizu Noguchi

心身のお掃除はもうお済みですか?迷いや不安など負の感情を手放し、デトックスに適した今年最後の新月を経て、12月23日は一年をしめくくる最後の満月です。この日の満月には一年を振り返り、まわりの家族や仲間、友人に感謝の気持ちを伝えましょう。感謝の気持ちで一年を終えることで、来年のスタートに味方してくれる良いエネルギーを生みます。

ウェダカマとヘダカマ 

スリランカ伝承医学のアーユルヴェーダには、ウェダカマ(WEDAKAMA)とヘダカマ(HEDAKAMA)という2つのシステムがあります。

ウェダカマは、「レメディー」「治療」「医療」という意味。ヘダカマは、「看護」「病人のケア」「おもいやり」という意味です。
その背景には人間を単なる物質として捉えるのではなく、精神や心などを重要とする、伝統的、宗教的に形作られた価値観があります。機械を修理する技術のような医療ではなく、心の通ったケアが必要である、ということをアーユルヴェーダの教えは説いています。

よくアーユルヴェーダの医師は、病気や症状を診るのではなく、人(患者)を診るといいますが、そんなスリランカの伝承医学における治療は、慈悲と慈愛に満ちています。
アーユルヴェーダの治療においては人の「心」が、最も効力をもたらす特効薬であると考えるからでしょう。
小さい頃、熱を出したときに額にあてられた、ひんやりした母の手が気持ちよく、熱がすーっとひく感じに似ています。医師の心、患者の家族や友人が応援する心、本人の良くなろうとする心が併さり、伝承された処方による治療効果を一層、高めます。そんなアーユルヴェーダから「感謝」や「おもいやり」の大切さを教えられます。

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ホテル トゥリーオブライフのアーユルヴェーダセラピストたちは、おもてなしの心でお迎えします。

一年間、無事過ごせたことへの感謝、健康への教えなど、まだまだアーユルヴェーダに学ぶことは、たくさんあります。
来年もアーユルヴェーダの知恵を深めていきましょう。

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