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美味しい薬膳とゆる養生②
~パン先生流ゆる養生~

2022.09.03
薬膳料理研究家のパン・ウェイ先生に、移り変わる季節を元気に過ごす、美味しい薬膳とゆる養生についてお話を伺いました。
2回目の今回は、日々の暮らしを健康に過ごす、パン先生流「ゆる養生」についてご紹介します。

一、朝一の耳マッサージと〆の足湯

朝起きたら、耳全体を親指と人差し指でまんべんなくマッサージ。
耳だけでなく、全身もポカポカになります。

一日の終わりには足湯を。足湯をしながら、30分位しっかり浸かると、冷えやむくみ、疲れに◎。

二、ドライフルーツとナッツで栄養補給

ドライフルーツとナッツは、お茶請けに活用できます。

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(「マンゴー」(黄色)から時計回りに、「さんざし」、「ピスタチオ」、「アーモンド」、「松の実」、「くるみ」、「なつめ」)


クコの実(ゴジベリー)やなつめは五季五色の赤、マンゴーは黄色など、食材に足りない五季五色の色をこれらで補うのも◎。
ナッツは足りない栄養の補給や、健康維持に役立てましょう。

三、いつでも温め、夏でも常温

おなかと首回りは冷やさないこと!
夏でも飲み物に氷は使わず、お茶も常温が基本です。

それでも暑ければニガウリをすって飲み、涼をとります。
立冬から啓蟄(けいちつ。11月~3月)は、体を冷やす食材(緑茶、緑豆)は摂らないようにしましょう。

四、生理時の甘い誘惑は良しとする

生理のとき、無性に甘いものが食べたくなることはありませんか。
これには理由があって、生理中は体温が必要で、甘いものを食べると体温が上がるためです。
自分が必要としている栄養なら、ときには身体に正直になってOKです。

五、毎日欠かさず、お茶のじかん

お茶は薬として飲まれていた歴史があるほど、健康維持には欠かせません。

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(パン先生は、その日の体調に合わせて、お茶の種類を変えているそう。)


その日の体調や季節に合わせて、お茶の種類を変えましょう。
秋冬に向けては、体を温める発酵茶がおすすめです。

六、ときにはリセット、ゆる断食

つい食べ過ぎてしまったら、一、二食を控え、胃腸を整えます。
特に40歳を過ぎると、基礎代謝が落ちてくるので、主食量を減らしましょう。
基礎代謝が高いときから、適度な運動を心がけ、基礎代謝を維持しながら、体脂肪を減らす努力を。

「美味しい薬膳」と「ゆる養生」、二つがそろう暮らしを心がけ、毎日を健やかに過ごしていきましょう。

美味しい薬膳とゆる養生を最初から読む方はこちら

パン先生流美味しい薬膳レシピはこちら

ゆる養生におすすめのお茶はこちら

Text by Tomoko Hirakawa

お話を伺ったのは......
【パン・ウェイ先生】
中国北京生まれ。季節と身体をテーマに四季にそった食生活を提唱。旬の身近な素材を使って体調を整えるレシピが好評。
現在は東京・代々木公園スタジオにて料理教室を主宰。「きょうの料理」(NHK)などのテレビ出演や著作活動、講演会ほか、多方面にて活躍中。




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