ティートゥリーとは
ティートゥリーはオーストラリアの湿地に自生し、葉は細長く初夏に羽毛状の白い花を咲かせ、7~8mほどまでに成長するフトモモ科の植物。ティートリー、ティーツリーとも呼ばれます。幹ごと切り倒しても数年後には伐採できるようになるほど、非常に強い生命力を持ちます。
学名の「Melaleuca alternifolia」はギリシャ語のMela(黒い)とLeukos(白い)の合成語で、樹皮が白と黒っぽい茶、もしくは枝が黒っぽく見えることに由来するそう。
狩猟民族であったオーストラリアの先住民たちは、ティートゥリーの葉を万能薬として用いており、ヨーロッパの探検家がオーストラリアに上陸したとき、先住民たちがこの葉のお茶でもてなしたことから、ティートゥリー(お茶の木)という名がついたと伝えられています。
▼オーストラリア東海岸に位置するエインズワース湖。別名ティートゥリー湖とも呼ばれます。
香りの特長
ティートゥリーの香りは、清涼感のあるすがすがしくクールな香り。鼻をすっと通り抜けるシャープさがあり、気分が重たいときや気持ちを切り替えたいタイミングで嗅ぐと、内側からシャキッと背筋が伸びてくれるような香りです。
ティートゥリー精油は、ヒノキやスギなどの樹木系の精油にも含まれる芳香成分を持っています。そのためティートゥリーのすっきりとした清涼感の中に、森林浴をしているかのような心地よさを感じる方も多いでしょう。

ティートゥリー精油のおすすめの使い方
清々しいティートゥリーの香りは、おうちの中のニオイが気になる場所で香らせるのも◎玄関やお手洗いなど、普段のお手入れから来客時のおもてなしなど、ぜひ活用してみてくださいね。
▶玄関・シューズボックスに
靴の特有のニオイが気になるときは、アロマストーンを置いて、ティートゥリー精油を2~3滴垂らすだけ!玄関がすっきり爽やかな印象になります。
▶お手洗いに
トイレットペーパーの芯の内側に、ティートゥリー精油を1~2滴垂らしておくと、カラカラ回したときにふわっと香りが漂ってきます。自然に香るので、化学的な香りが苦手な方にも。
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古くからさまざまな用途で親しまれてきたティートゥリー。
新しい一年のはじまりを、清々しい香りとともに迎えませんか?
Text by sawa




