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第21回生活の木フレグランスコンテスト2023結果発表

2023.04.01
今年も、フレグランスコンテストが開催されました。テーマは、「~香りと写真で表現~私が感じる幸せのひととき」。
審査委員長の佐々木、生活の木CEOの重永、アロマプランナー澤田による厳選な審査を経て、 最優秀賞、Tree of life賞、優秀賞、KIRARI(キラリ)賞*が決定しましたので、
受賞者、作品名、作品に使用された精油、審査員による講評をご紹介させていただきます。
(KIRARI賞とは、キラッと光るセンスや、新しさ、他にない個性を感じる作品です。)

【最優秀賞】

受賞者:林 和加子さま 受賞作品:「アリスフラワーガーデン」
(町田modi店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
レモン、ジュニパー、オレンジスイート、ユーカリラディアータ、ベルガモット(FCF)、フランキンセンス、ゼラニウム、クラリセージ、ダマスクローズAbs.、ベチバー

審査委員長 佐々木 薫による講評:
明るくフローラルな香りでテーマそのものを体現し、幸せいっぱいな気持ちを運んでくれる作品です。
ローズAbs.でフローラルさを出しつつ、一方で甘さに偏り過ぎないようトップやベースノートで配合のバランスを上手にとっています。
花は幸せそのもの。オーソドックスな組み合わせですが、ストレートに勝負していると感じる香りです。

【Tree of life賞】

受賞者:山越 綾子さま 受賞作品:「自然と散歩 ~家族と共に~」
(新静岡セノバ店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
グレープフルーツ、オレンジスイート、フランキンセンス、ペパーミント、ユーカリ、スイートマジョラム、ジュニパー、サイプレス、シダーウッド、パチュリ、ヒノキ、ホーリーフ、ベチバー

生活の木CEOの重永による講評:
家族と共に自然の中を散歩するストーリーそのものを、自然と想起できる作品です。
柑橘の香りで、子どもたちの元気な様子や家族で楽しく過ごすひとときと、樹木系の香りから、木々に囲まれた緑の清々しい空気感を、バランスよく見事に表現しています。
家族の温かみと調和が伝わり、自然と幸せを感じる香りです。

【優秀賞】

受賞者:菊地 千登勢さま 受賞作品:「母」
(トリエ京王調布店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
ゼラニウム、ベンゾイン、ティートゥリー、フランキンセンス、ホーリーフ、ジャスミンAbs.

審査委員長 佐々木 薫による講評:
天国のお母さまに想いを込めて作られた作品です。
淋しさも秘められたストーリーですが、作品に込められた想いや香りは、お母さまに届き、共に幸せを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
香りは見えない場所、手の届かない場所に届くメッセンジャーです。
お母さまが好きだった花々をイメージしているのかもしれません。ジャスミンも強すぎることなく、お母さまへのやさしい想いが豊かに表現されています。

【優秀賞】

受賞者:佐竹 浩子さま 受賞作品:「あなたを想う」
(仙台藤崎店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
ベルガモット、ジャスミンAbs.、サンダルウッド、ゼラニウム、パルマローザ、ライム、プチグレイン

審査委員長 佐々木 薫による講評:
白鷺が羽を広げたような姿の鷺草。清々しさと鷺草を想う気持ちを豊かに表現した作品です。
柑橘系の香りで温かみや鷺草の強さを出しつつ、ジャスミンをブレンドすることで、爽やさも感じられます。
風に揺れて咲く夏、地中に新しい命を育む冬。移ろう季節を鷺草と共に過ごす幸せのひとときが伝わる香りです。

【キラリ賞】

受賞者:西尾 沙央里さま 受賞作品:「癒しの時間」
(名古屋松坂屋店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
ベルガモット(FCF)、レモン、オレンジスイート、ゼラニウム、クラリセージ、ベンゾイン

アロマプランナー澤田による講評:
トップ、ミドル、ベースノートがバランスよく調和し、フレグランスのセンスを感じる作品です。
ゆっくりと読書をしながら、温かなミルクティーを飲む情景が思い浮かびます。
スタンダードな精油の組み合わせですが、ブレンド次第で変わる香りの表現に新しい可能性を感じました。

【キラリ賞】

受賞者:平沢 鈴香さま 作品名:「成人」
(大丸福岡天神店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
グレープフルーツ、ライム、薄荷、ホーリーフ、ジュニパー、ローズAbs.、ヒノキ

アロマプランナー澤田による講評:
成人を迎えたお嬢さまへ、生まれてきてくれた感謝の気持ちや幸せ、羽ばたいていく希望が存分に表現されている作品です。
同時に、心のどこかにあるお母さまの寂しさも感じられます。
お嬢さまへ期待を寄せる大人の女性としての姿が、ローズAbs.に込められているように感じると同時に、作者の母としての愛情もその香りに込められているように感じました。

以上が、受賞いただいた方の作品と、講評についてでした。

受賞作品はもとより、残念ながら受賞には至らなかったそれぞれの作品から、たくさんの幸せのひとときを感じることができ、
幸せのおすそ分けをいただいた気持ちになりました。

毎年、テーマや形を変えながら、ご参加いただいたみなさまと一緒に創り上げているかのような「フレグランスコンテスト」。

次回のテーマや形式をどのようにしようか想いを巡らせながら、今年のフレグランスコンテストに幕を下ろしたいと思います。

この場をお借りして、フレグランスコンテストにご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
次回、新たな作品に出会えることを楽しみにしています。

Text by Tomoko Hirakawa

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