千の用途をもつ木「リンデン」とは
リンデンは別名「セイヨウボダイジュ」とも呼ばれる落葉高木で、ヨーロッパではおもに街路樹として親しまれてきました。
ハート形の美しい葉と上品な香りの花で古くから人々を魅了し、愛や自由を象徴する木として神話や伝説にも数多く登場します。
葉や花、木材などあらゆる部位が利用できることから、「千の用途をもつ木」といわれることも。
今回はハーブティーとしてもエッセンシャルオイルとしても楽しめるリンデンの魅力をご紹介します。
ハーブティーで楽しむ
リンデンのティーには、おもに花や苞(花に近い部分の葉)を使います。
すっきりとしたのどごしながら、やさしいリンデンの花の香りが鼻に抜けるマイルドな味。
食後のティーや、おやすみ前のティーとしてもおすすめです。
お子様でも飲みやすい味で、家族みんなで楽しめるのもリンデンティーの魅力の一つ。
リンデンフラワーティーのおいしい淹れ方
- ティーカップとティーポットをお湯で温める。
- お湯を捨ててから、ティースプーン山盛り1杯分のリンデンのドライハーブを入れる。
- 熱湯150ml~180mlを注ぎ、蓋をして3分ほど蒸らす。
- ティーカップに注いで完成!
シングルハーブティーとしてももちろん、エルダーフラワーやカモマイルとのブレンドもおすすめ!
アロマで楽しむ
はちみつの蜜源として重宝されるほど芳醇な香りを持つリンデン。
花から採れる精油は、青々しいグリーンを基調とした軽やかな甘さのあるフローラルな香りで、初夏の風に揺れるリンデンの花を連想させます。
フローラルの中でも爽やかなため、ユニセックスな香水にもよく使われています。
リンデンブロッサムのおすすめアロマブレンドレシピ
リンデンブロッサム精油を使った、夏におすすめのブレンドレシピをご紹介!
■レモン:リンデンブロッサムAbs.:ホーリーフ=5:3:2
フレッシュなレモンを主役にした、レモネードをイメージした香り。ルームスプレーにアレンジもおすすめ。
■ペパーミント:リンデンブロッサムAbs.:シダーウッド・アトラス=2:2:1
穏やかなフローラルウッド調の香りにミントの爽快感をプラス。寝苦しい夜、アロマストーンに垂らして使うのも◎
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古くから人々を癒し、生活を支えてきたリンデンの木。
ハーブティーとしてもアロマとしても楽しめる、魅力たっぷりなリンデンをぜひ試してみてください!
Text by sawa