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素敵な暮らし vol.5
フローリスト 福寿満希さん
誰もが花咲く社会に《前編》

2026.03.17

スローガンは "みんなみんなみんな咲け"。花にも人にも優しくあることで誰もが花咲く社会を目指す、フラワービジネス経営の福寿満希さんにお話を伺いました。

《前編》心が動いた瞬間~起業のきっかけ

人を咲かせる人になりたい

福寿さんのフラワービジネスには、「人も花も大切に咲かせたい」という信念が根底にあります。取り組みの1つに、障害※のある方々の積極的な雇用があるとのこと。きっかけは、学生時代に教員免許を取得する過程で訪れた支援学校での、子どもたちとの出会い。複数の子どもたちが"なりたい職業"として『お花屋さん』を挙げていたそうですが、一方で現実社会での困難な就職事情にも直面することに。何か自分にできることはないか・・・と考えるようになったのだそう。

「純粋な夢を持つ子どもたちと出会い、やっぱり夢や憧れって素敵だな、大切だなと心が動き出したんです」

 自身も、社会人になってから花に癒される経験が。一度は就職したものの、「いつか子どもたちの夢を叶える仕事と掛け算できるのでは」という強い思いが起業に繋がり、現在の取り組みの土台に。

※「障害は本人にあるのではなく、社会側にあるもの」という福寿さんの考えを元に、"しょうがい"の表記には害の文字を使用しています。

譲れない価値観

心に灯る判断基準は「その向こうに苦しむ存在がいないか」。

日常のアイテム選びにもこだわりがあるのだそう。
「例えば、愛用の仕事バッグは合皮。野菜や果物も生産者の顔が見えると安心するように、動物性の製品はどうしても背景が気になってしまいます。家では小さな動物たちと一緒に暮らしていることもあり・・・すべてを把握することは難しいですが、製品化の裏側ストーリーを開示しているブランドなど、できるだけ信頼のおけるお店で購入するようにしています」

福寿さんが手掛けるフラワービジネスには、取り扱う花にも多くの想いが反映されています。
例えば、店内ディスプレイには様々な理由で製品基準から外れる花も使われ、廃棄を減らしながらその美しさを活かす工夫がされています。

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↑原宿店の天上を彩る、やさしい風合いのドライフラワー。見上げると夢のような空間がそこに


花業界では主役になりにくい小さな花・規格外とされる花もそのまま活用し、愛らしさが引き立つようなアレンジメントも展開されています。

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ウェルネスとは ~こころの保ち方~

花にも、人にも、あらゆる存在にやさしさがあふれる福寿さん。
そんな
福寿さんにとってのウェルネスとは?

「身体の健康はもちろんのこと、心の健康はもっと大切。ありのままの自分でいられるよう、我慢しすぎないこと、自分を閉じ込めすぎないことが大事だと考えています。

スタッフの多くは、心の障害に向き合っています。真面目で一生懸命な人が多いと思います。私自身が意識しているのは、心地が良いと感じたことは素直に取り入れること。
例えば美味しいものは、制限しずぎず素直にいただいて。家に帰れば大好きな動物たちがいるので、彼らと過ごす時間を慈しんで。"好きなもの・存在に囲まれている"時間は大事ですね。

また社長業ではありますが、必要に応じて周りの人の手も借ります。信頼して委ねることで、負担を分かち合い、バランスを保てているのかもしれません。

日々の小さな選択一つひとつがウェルネスに通ずる。私はそう思っています」

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・・・プライベートでは、小さな動物たちと一緒に暮らす福寿さん。アロマも大好きとのことですが、ペットとの暮らしで香りはどのように取り入れているのでしょう?福寿さんお気に入りのアイテム活用法もご紹介。
素敵な暮らし Vol.5 の続きはこちら→


Mfukuju_profile_yohaku.png【Profile】福寿 満希(ふくじゅ みづき)

株式会社ローランズ代表取締役。「みんなみんなみんな咲け」のスローガンを掲げ、フラワーギフトや空間装飾事業などを展開。従業員の約7割が障害や難病と向き合い、「人を咲かせる花屋」として誰もが咲けることを社会に伝えている。

インスタグラム: @lorans.flower


(インタビュー・文:Y. Mochizuki)

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