生活の木ライブラリー

MENU
薬香草園ビーファーム 養蜂

みつばちの避暑

2018.07.06 TEXT by Yoichi Ishikawa

梅雨が明けたかと思いきや、ここ最近は雨が続き、全国的に不安定なお天気が続いています。

夏至も過ぎ、いよいよ夏も本番です。
皆さま、熱中症や夏バテにはお気をつけ下さいね!

さて、扇風機やエアコンが活躍する中、暑さが苦手なみつばち達はどのように涼をとっているのでしょうか?


1つは水です。外から持って帰ってきた水を蒸発させて気化熱を利用します。イメージとしては「打ち水」でしょうか。
もう1つは自身の翅(はね)です。翅を羽ばたかせて風をおこし、巣の中の空気を循環させて涼を取ります。

言葉にすると簡単なことのようですが、団扇2本で部屋1つの気温をコントロールするようなものなので、これはかなりの重労働です。腕力に自信のある方はチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。

そんなハードワークで疲れたみつばち達を元気づけてくれるもの、それは蜂蜜です。

蜂蜜のヒミツの1つに「吸収の良さ」があります。巣の中にたまっている蜂蜜は「消化が済んだ形」で保存されていますので、食べたらすぐにエネルギーとして利用できるのです。

エアコン部隊のみつばち達はローテーションを組んで蜂蜜を飲み、エネルギー切れを起こさないように夏を乗り越えていきます。レモンの蜂蜜漬けがスポーツなどで愛用されるのも、エネルギー摂取に適っているからかもしれませんね。

これからの暑い夏を元気に乗り越えるのに、私達も蜂蜜パワーを借りてみると良いかもしれません。
ただし!食べ過ぎによるカロリーオーバーにはお気を付け下さい。

PAGE TOP