生活の木ライブラリー

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薬香草園ビーファーム 養蜂

ようやく梅雨があけました

2019.08.08 TEXT by Yoichi Ishikawa

今年の7月は、時折 肌寒さを感じてしまうほど雨が多い印象でした。
さすがのみつばち達も外に出て行ける時間が少なく、
貯めておいたハチミツをすっかり食べきってしまっていました。

みつばち達にとって、夏は過ごしにくい季節です。
原因の1つは、やはり暑さ。
私たちはエアコンで室温を下げたり、扇風機で風をおこして涼みますが、みつばち達には涼むアイテムがありません。
今日も一生懸命にハネを動かして、涼をとっています。

もう1つの原因は、食料難です。
みなさんは、夏に咲く花を何種類思い浮かべることができますか?
意外と思いつかないですよね。
夏に咲く花は数が多くないうえに、なかにはみつばち達のクチが届かなくて蜜を吸えない花もあります。
薬香草園では、エキナセアやオレガノ、タイムなど夏に花が咲くハーブがたくさんあるので、食料難とは無縁で過ごしてきたのですが、長雨の影響か、ついに夏の食料難におちいってしまいました。
ビーファームスタッフがせっせとエサを給仕して、なんとか日々を暮らしているといった状況です。
大変な事態ではあるのですが、エサをあげた後のみつばち達はすごく嬉しそうに飛び出すので、そのかわいさにちょっと頬が緩んでしまいます。

夏の青空のもと、ガーデンを飛びまわっている みつばちを見かけたら
1日もはやくお腹いっぱいご飯を食べられるように、応援してあげてください!

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