2019年も残すところあと2ヶ月になりました。
11月は「霜月(しもつき)」とも呼ばれます。薬香草園ではだいたい11月下旬ごろに霜が降り始めるので、
その頃ハーブの冬支度も始まります。
みつばち達も、霜が降りる前に冬支度を終わらせなくてはいけません。
みつばち達の冬越しのポイントは2つ!
1つは食糧です。
気温が下がり寒くなってくると、女王蜂は卵を産むのを一時ストップします。
そうすると今まで育児に使っていた部屋にもはちみつや花粉を貯めて、貯蓄モードに移行していきます。
本来は自然と移り変わっていくのですが、
今年は10月も雨が多くあまりはちみつが溜まっていないようなので、
春にみつばち達から分けて貰っておいたはちみつを、少しずつですがみつばち達にお返ししています。
皆で並んではちみつをなめている姿に、温かい気持ちがふくらみます。
2つ目は保温です。
みつばち達は皆で集まって温め合うのですが、今年はスズメバチや長雨の影響があり
仲間が少ない状態のまま冬を迎えなくてはなりません。
みつばち達の負担を減らすために、巣の入口を狭くして隙間風が入らないようにしてあげました。
少しは暖かくなったかな?
園内で見かけるみつばち達の姿もだんだん少なくなっていきますが、
よくよく探すと意外な所で蜜を集めているかもしれませんよ?
薬香草園に来たら、みつばち探しもぜひ楽しんでください!